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LNJ Logo 「ベルク」をなくすな〜JRウォッチがルミネに要請
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なぜこんな素晴らしい店を追い出すのか! 5月20日、JRに安全と人権を!市民会議(JRウォッチ・佐高信代表)は、東京・新宿のJR東日本の駅ビル「ルミネ」に対して、申し入れを行なった。内容は、新宿駅東口改札から10秒のところにあるコーヒーショップ「ベルク」の立ち退き問題。「ベルク」はコーヒー・ビール・ソーセージ・自然卵・ワイン・パン・日本酒などすべてに本物のこだわりを持つ店で、しかも低料金で提供している。開店18年になるが、「新宿のオアシス」として一日1500人の老若男女にぎわっている。ところが、ルミネ(JR東日本の子会社)は、この店を一方的に追い出そうとしている。理由はさだかでないが、JR東日本の傲慢な姿勢が見え隠れする。「ベルク」とお客たちは、店の継続を望んでおり、たくさんの署名が寄せられている。



JRウォッチメンバー4人は、20日午前11時、ルミネエスト店営業部の大須賀リーダーに(写真右から2人目)、下記の要請書を手渡した。約15分のやりとりがあったが、大須賀さんは「要請書は受け取るが話は一切しない」を繰り返すだけだった。「JR東日本の指針では“広く社会とのコミュニケーションを行い、企業情報を積極的かつ公正に開示します”となっているが、ルミネはお客の声も聞かないのか」と聞いても「話はしません」の一点張り。JRウォッチは2週間以内の文書回答を求めて、この日は終わった。JRウォッチとしては、引き続きこの問題を取り組み、「新宿のオアシス」を守っていきたい。(松原明・JRウォッチ事務局)

→「ベルク」ホームページ http://www.berg.jp

――――――――――――――――――――――
2008年5月20日

東京都渋谷区代々木2丁目2番2号
JR東日本本社ビル10F
株式会社 ルミネ
代表取締役社長 花崎 淑夫 殿

東京都千代田区飯田橋3-9-3 SKプラザ3F
JRウォッチ(JRに安全と人権を! 市民会議)
                               代表  佐高 信

御社テナントの「ベルク」さんへの違法な
立ち退き勧奨の即時中止を求める要請書


御社の益々のご繁栄心からお慶び申し上げます。

 私たちは、JRの安全問題や社内における人権問題を中心に、JRの利用者・地域住民の立場に立って検証し、国土交通省や御社の親会社であるJR東日本の本社への要請、あるいはJR東日本の株主総会での対応などを行ってきました。

これは、旧国鉄という国民の共有財産を承継したJRとして、当然果たすべき公共交通機関としての責務を果たし、安全や利用者・地域住民の意向を尊重し、社内における社員等の人権を守り、広義の意味でのコンプライアンスの立場をとっているかどうかを監視する取り組みでもあります。

ところで、御社テナントの「ベルク」は、私どもも良く知る、老若男女のファンが多い、私たちにとってオアシス的な素敵なお店ですが、最近御社から立ち退きを迫られていると聞きました。

御社は、当初は「定期契約」への変更の話しを持ち掛け、断わられると「東西自由通路工事に支障する」と言い(後にウソであることが発覚)、その次には「ルミネはファッションビルだから飲食店はいらない」と言い変えながら、いずれにしろ「立ち退く」ように迫ってきたと聞きます。
 
強制とも思える執拗な立ち退き要請は行わず、営業権を保障し、是非ベルクが今後とも営業が継続できるよう下記のとおり要請いたしますので誠意あるご回答をいただきたい。

なお、回答の内容によっては、御社の親会社であるJR東日本への要請などを選択肢として排除しないことも付け加えておきます。


1 御社がベルクを立ち退かせたい理由(事情)と法的根拠をお聞かせ下さい。

2 ベルクは営業権を有し、重大な過失がない限り立ち退く必要はないので、ベルクに対する違法かつ執拗な立ち退き勧奨を即時止めて下さい。

3 最近事故が絶えないJR東日本ですが、「関連事業でもトラブルメーカー!」と言われないように、そして、コンプライアンスと品格を疑われないように、常識的な対応をしては如何でしょうか。

*2週間以内に文書(郵送も可)で回答をお願いします。


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