解雇されたホテル労働者がハワイから来日 | |||||||
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7月6日から10日、ハワイ・ホノルルのワイキキ海岸にある「パシフィックビーチホテル」で解雇されたバージニア・リカイドさん(勤続15年の客室清掃係、フィリピンからの移民女性・写真右)と「全米港湾労組(ILWU)ローカル142」のガイ・フジムラ書記長(日系3世・写真左)が来日し、各組合への支援要請や主要な旅行会社に要請し、支援集会などを行いました。 リカイドさんは「私たち移民の夢を打ち砕いたホテルの経営に対して、人間の尊厳の回復と正義を求めたい」と訴えました。 今回の来日中、旅行会社を組織する「サービス連合」が大手旅行会社や「日本旅行業協会(JATA)」への要請の場を設定してくれました。JATAと各社は要請を誠意を持って受けとめ、争議の早期解決を願い、可能な取り組みをしたいとコメントしてくれました。 7月7日には、連合、交運労協、国際運輸労連東京事務所、国際食品労連日本加盟組合協議会で構成する実行委員会主催で100名をこえる参加者を集めて支援集会を開催しました。 7月9日には、APWSL、明治大学労働教育メディア研究センター、Labor Nowの共催で交流会(写真下)を開催し、韓国シチズンの労働者も参加し、日米韓の草の根交流となりました。 今回の来日にあわせて、争議紹介のビデオを作成し、主要組合に配布すると同時に、YouTubeやUnionTubeへもアップしています。ある旅行会社の責任者はこの映像を見て涙が出そうになったと共感してくれました。映像の力を実感しました。ビデオ視聴キャンペーンをやっていますので、ぜひ、ご覧下さい。 同ホテルの経営側は交渉を拒否し、頑なな姿勢を取り続けています。ILWUは夏休みシーズンにあわせて、ホテルに対する波状的な抗議行動を行う予定です。また、この夏、ハワイ旅行をご予定の方は、パシフィックビーチホテルに泊まらないで下さい。そして、ぜひ抗議行動にご参加下さい。引き続きご支援をお願い致します。 ■パシフィックビーチホテル争議関係情報(日本語) ■ビデオ「ハワイに滞在予定のあなた 必見です!!!」(4分30秒) *以下配信中 ■パシフィックビーチホテル争議とは ILWUが2002年に同ホテルの組織化に着手して以来、経営側は、組合を支持する労働者に対して脅迫や嫌がらせを繰り返し、2007年12月、組合づくりの中心を担っていた32名を解雇するに至りました。同ホテルの宿泊客の7割以上は日本からの観光客なので、経営に争議解決を迫るには日本でのボイコット運動が大変重要です。そのため、今年3月、ILWUはAFL-CIOを通じて連合に、国際運輸労連、国際食品労連経由で日本の加盟組合に支援を要請し、それを受けて、日本の労働組合として争議支援や同ホテルのボイコット運動を進めています。 高須裕彦 Labor Now Created by staff01. Last modified on 2008-07-13 12:46:55 Copyright: Default |