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LNJ Logo 自分で考える力って何だろう〜町田で根津さんの模擬授業
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2月16日、東京・町田市で「虹のたね」(教育を考える親と子どものグループ)が主催する「根津公子さんの模擬授業」が行われた。その報告を以下、ブログから転載・紹介する。なお、同じ趣旨の催しが、2月26日(火)東京ウィメンズプラザホールで午前9時半より開催される。ここでは、池田香代子さん+根津公子さんの対談もある。(編集部)虹のたねブログ2/26詳細

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自分で考える力って何だろう
【体験!】根津公子さんによる模擬授業
「ウィンナソーセージから見えてくる社会」

2008年2月16日(土)町田市鶴川市民センターにて開催

定員である50名近くの方々が来場くださり大盛況でした。

根津公子さんの、ふだんの中学生の子供たちへの授業を、小学生をはじめとするお子さん方、お父さん、お母さん、人生の先輩方と幅広い層にご参加いただけました。

会場ではまず、焼いた二種類のウィンナソーセージが参加者全員に配られました。それぞれをじっくりと良く味わい、色・つや、におい、味・舌触り、など感じたことをみんなで発表。二者の違いはどこから来るのか、考えます。なぜ違うのか…それは何の為か…、隠されている情報を探求する感性を養ってくれる時間でした。本物でない食品が多い今の世の中、それは「だれの為?なんの為?」ソーセージだけで見事に今の社会の仕組みが浮き彫りにされる!そんな授業でした。

授業から発展して行われた質疑応答から代表的なものを紹介させて頂きます。

○根津さんはなぜ考える授業をしているのですか?

⇒自身が従順な性格の子供時代を過ごし、ある時、自分の教えられていた歴史認識が実は間違っていることに気づきました。今までなぜ自分の感受性が鈍かったのか…。学校で本当のことを教えてほしかった。そして、自分と同じ轍を踏ませたくない、本当のことを子供たちと語り合いたい、と思い家庭科の教員となり36年間「考えずに従うのはやめよう。自分の頭で考えて行動しよう」と考える授業をしています。

○今の学校の現状は?

⇒生徒のマインドを管理する方向になっています。自分はこの程度の人間だとあきらめさせ、上の者に進んで従うように教育させられています。私自身は「本当のことを考えようよ」と授業をし、授業以外でも同じように「自分の頭で考えることや、理不尽なことには抵抗してもいい」という、人が人として生きる上で大切なことを実践しています。その一つが、東京都教育委員会による卒業式・入学式での「君が代」斉唱の際の起立・伴奏の教職員への強制に対する抵抗があります。理不尽と思いながらも教職員が屈せられている姿は、子供に「考えさせずに従わせる」という誘導になっています。「自分の頭で考え行動する」という機会を奪ってしまっているのです。

○今後、子供たちにとって良い学校にするには?

⇒保護者同士で話題にしてください。保護者の方々が、保護者会で声を上げてください。今のシステムは、職員会議で議論が出来ず、東京都教育委員会や校長の方針のみで動くように出来ています。私たち教員で変えていけていないのが残念ですが、保護者会の方々が動けば変わります。

本日ご参加くださいました皆様、根津さんへの温かいご支援を頂きましてありがとうございます。

次回、2月26日(火)東京ウィメンズプラザホール 9:30〜11:45 もぜひお誘い合わせの上お楽しみください。


Created by staff01. Last modified on 2008-02-17 10:49:31 Copyright: Default

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