フェスタ感想〜「境界線」をめぐるたたかい | |||||||
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安田(ゆ)です。 レイバーフェスタ、楽しみました。実行委員が楽しんでちゃいけないのかもし れないけど。 3分ビデオは、できればインターネットでも公開したいと思います。いろいろ 難しい部分もありそうですが、やられっぱなしみたいな気がするこの日本でも 必死にたたかっている人々がいるということを多くの人に知ってもらいたい。 3分ビデオって、単なる記録でもなく、「映像作品」なんて偉そうなものでも なく、既存の表現の枠に収まらない新しい何かを感じます。 「うまい」とか「ヘタ」とかという普遍的な評価よりも、それぞれの人が見て、 それぞれ何かを感じるものなんじゃないかと。 最近、ぼくは「境界線」というものを意識することが多くなりました。 「ここまではオレ達の領域だ」、「オマエ達の領域はここまでだ」という 境界線。 もともとそんな境界線は、あっちとこっちの力関係で決まるものですが、 今の日本では「あっち」の判断で設定された境界線が「こっち」の領域を どんどん侵しているのに、「こっち」はそれを押し返せない。 今回のレイバーフェスタでは、そんな「境界線」をめぐるたたかいについての 映像に感じるモノが少なくありませんでした。 他の社会運動と較べた場合の労働運動の特徴って、そんな「境界線」を広げ、 自分たちの領域を広げていこうとすることなんじゃないかと思っていたりする わけです。だから、レイバーフェスタで上映された映像の大部分は「境界線」 をめぐるたたかいだった、と思ってます。 出草之歌の中では「いったん引こう」という支援グループと、「引くことはで きない」といって動こうとしない先住民たちのシーンがありました。 韓国山本の支援をしていると、似たようなことがあります。 ぼくの中で、あのシーンは「あっち」からの攻撃に押され、「戦略的な退却だ」 と言い繕わざるを得ない日本の運動の悲惨な現状を象徴するものでした。何と しても自分たちの領域は守り抜かなければいけない、広げていかなければなら ないということは、誰もが理解しているのですが。 少しでも長く、少しでも広く、ハンストの場所を確保しようとした野宿者の 「場所を空けろ」が「出草之歌賞」を受賞したのは、ぼくの中ではとても深く 納得するところです。 ところで音楽。 サウンドデモのときも、ラップにあわせてデモをやってましたし、大阪のレイ バーフェスタでも在日ベトナム人がラップを歌ったそうですが、労働という テーマとラップは相性が良さそうです。今は活動を休止しちゃったけど、韓国 のZENは実に良かったんだがなあ。 ラップは若者の音楽、というイメージが強いけど、労働を歌うラッパーが話題 になればいいな、と思いますね。 Created by staff01. Last modified on 2006-12-19 00:07:17 Copyright: Default |