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松原です。

以下、amlからの転載です。私も見ましたがよかったです。

―ココカラ―

hagitaniです。

>  世界のあらゆる国の為政者のうちで最も果敢にブッシュのアメリカに戦いを挑 > み国際的な話題の主だったにもかかわらず、鎖国の日本ではあまりに報道される > ことの少なかったベネスェラのチャベス大統領がNHKスペシャルに登場します。 > >  7月、21日(午後10時)のNHKスペシャル「21世紀の潮流 ラテンアメリ > カの挑戦」2回連続シリーズ(第1回は7日でブラ実のサトウキビによる自動車 > 用エタノール生産が話題)の第2回「7年目のチャベス革命」です。 >  世界社会フォーラムのことが話題にでるかどうか・・・ > --

とお知らせした昨晩のNHKスペシャルは、充実した内容だったと思います。    OPECの原油生産増量に反対し、今の原油高は投機のせいなのだから産油国が応 じる必要はないというチャベス大統領の主張は、資本に支配されたマスコミが伝 えない重要な事実を指摘しています。

 食糧、家、教育、医療、雇用と、ないないづくしのベネスェラの首都の「バリ オ」と呼ばれるスラムに暮らす極貧の女性が、チャベス政権の政策の恩恵を受け るストーリーをからめるのは常套的な手法ながら、やはり説得力がありました。

 隣国コロンビアの右派民兵「パラミリタリー」の脅威も迫るものがあり、チャ ベス大統領の警戒の呼びかけもなるほどと思います。(彼らの一人にインタビュー してましたが、いくら顔の部分だけ映像をぼかしてもあれでは身元が割れて、彼 はいったいどうなるのか気がかりです)

 タイトルの「格差社会と戦うベネズエラ革命 国家転覆に米の影 衝撃の石油 戦略」は日本にとって示唆的です。

 ただ、ついに世界社会フォーラムへの言及はなく、チャベス政権を支える外部 の存在は中国だけのような印象を与えたのは、大きな取りこぼしだと思います。 これはやはりタブーなのでしょうか。東京新聞でも特報部が1度書いたきりです からね。

 また、2002年の反チャベス派のクーデタのくだりで、反チャベス派軍人らのな かに米国将校がいたという証言を紹介したのはいいのですが、肝心の点が抜けて いました。すなわち、チャベスを拉致させて大統領就任を宣言したカルモナ(日 本で言えば日本経団連の会長みたいなもの)が真っ先にアメリカ大使館に赴き、 その日のうちにワシントンでアリ・フライシャー報道官が新政権承認を公表した 事実です。付け加えれば、チャベス大統領が監禁された島の近くの湾内に米国の 巡洋艦が停泊していたという情報もあります。

 この番組をご覧になった方はぜひNHKに電話なりメールで感想を送って、こう いう良心的な番組をつくる人たちを支援してください。何年か先「あのころの NHKは、こんな番組も作っていたのに」などと嘆くのはいやですからね。

0570-066066
http://www.nhk.or.jp

 再放送は8月17日午前1:10 です。見そびれた方はぜひどうぞ。

―ココマデ―


Created by staff01. Last modified on 2006-07-22 11:04:57 Copyright: Default

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