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LNJ Logo 昭和シェル石油株主総会で会社側が株主に暴行!
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 3月30日、東京・台場のホテルで開かれた昭和シェル石油の株主総会で、とんでもない事件が起こった。総会会場の株主からの質疑が行われていた際、着席して整然と挙手し、「質問がある」として発言を求めていた株主に対し、議長役の新美春之会長が突然の「退場命令」を宣告。顎をしゃくりあげ、指先で指示する新美会長の命令一下、背広姿に変装した5、6人余のガードマンが、イスに坐っていたその株主の両手、両足を寄ってたかって抱え揚げ、暴力で排除しようとした。  ガードマンの激しい暴行でその株主は意識を失った。ガードマンらは、会場の床に、その株主を放り出した。株主は、急遽かけつけた救急車で病院に運ばれた。  普通の会社なら、係員が救急車に同乗して病院まで付き添い、病状などについてあれこれと心配するものだが、新美会長指揮下の昭和シェル石油は、何の対応もしなかった。  その株主は、担ぎ込まれた大病院で「頭部打撲、右肩捻挫」と診断されている。  同じ台場では、あのフジテレビも株主総会を開いており、日枝久会長の非民主的な議事運営や、社員株主・ガードマンの暴力で株主が傷つけられる事件が頻発している。それでも、質問を求める株主を退場させたりはしない。株主総会決議無効の訴訟を起こされた場合のアリバイ作りを考えているからだ。  暴力で質問の機会を奪った昭和シェル石油は、株主総会無効の裁判を起こされても当然だし、その判決も会社側に厳しいものとなるだろう。  あらためて、横暴なメジャー(巨大国際石油資本)の正体が暴露されたといえそうだ。

 この昭和シェル石油で、経営側の30年にも及ぶ不当労働行為と闘っている労組が、全石油昭和シェル労組だ。労組HPのURLは、 http://homepage3.nifty.com/showashelllaborunion/

 そのHPには、 「protesting against violence and discrimination =分断、暴力、差別に抗して」とのスローガンが掲げられているが、その意味が、株主総会の暴行事件で、より一段と鮮明になった。


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