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LNJ Logo 海南島戦時性暴力被害訴訟判決〜陳亜扁さんは上告し闘い続ける
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News Item 0830saiban
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カサナグの会の児玉です。

8月30日、東京地裁「海南島戦時性暴力被害訴訟」に参加しました。 下記報告を送ります。
写真などはhttp://blog.so-net.ne.jp/tamashige/参照ください。

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海南島戦時性暴力被害訴訟の判決が、8月30日午後3時、東京地裁で行われた。判決は、
1. 原告らの請求をいずれも棄却する。
2. 訴訟費用は原告らの負担とする。というもの。

裁判は午後3時から始まるというので2時に裁判所に集まり、傍聴抽選券のために並100名を超える傍聴者が集まった。はじめの二分間、マスコミによる写真撮影があり、そのあとすぐに開廷した。裁判長は、上記判決主文を読み上げるや、ソソクサと退廷した。この間せいぜい10秒。メモをとろうとペンを取り出したと同時に閉廷してしまった。傍聴席はあっけにとられた状態で多くの人がその場にとどまった。原告、陳亜扁さんは何が起きたのかわからず、いぶかしげに通訳に尋ねていた表情が印象的。裁判所職員の「本法廷は閉廷しました」の声で傍聴者の多くがやっと席を立ちはじめるという状態。
裁判所前で簡単な報告会があり、マスコミが陳亜扁さんに殺到して写真を撮りコメントを求める。
弁護士は、不当な判決であると抗議した。判決は、性暴力被害に日本軍が関与し原告らに被害を与えた事実を認定した。しかし、国家無答責により国の責任はないとした。更に仮に国家無答責が認められない場合でも時効除斥により、原告らの請求権はないとする判決内容だと報告した。

午後6時半から、飯田橋しごとセンターで報告集会があった。原告、陳亜扁さんは上告し闘い続けると声明した。その後、三名のパネリストによる討論が行われ、引き続き海南島戦時性暴力被害訴訟を継続するとともに、歴史の事実を明らかにし日本政府を追及していくことを確認した。


Created by staff01. Last modified on 2006-08-31 18:58:07 Copyright: Default

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