「泥ウソ」国賠〜山形大学の社会的責任問われる | |||||||
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*レイバーネット日本メーリングリストより
佐々木です。 以下、「泥ウソ」国賠の原告団の速報です。 http://dorouso.hp.infoseek.co.jp/index.html ここから ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「泥ウソ」国賠第二審 (速報) 原告一部勝訴の勝利判決が出される! 「大学の指示を受けた職員が寮自治会の情報物を無断で持ち出し た」事実とその違法性を認定。山形大学に30万円の賠償命令!! この判決により、山形大学が泥棒大学であることが明らかとなった! 大学は法的責任のみならず、社会的責任を問われることになる。 全国から傍聴者120名、集会150名の結集。注目・支援してくれたみなさん、どうもありがとうございます。来るべき最高裁闘争へ向けて、より一層のご支援をお願いします。 <原告団の記者会見コメント> そもそも、この国家賠償請求は、成澤郁夫山形大学長(当時)の告発によって、無実の人間が逮捕された事件の被害を訴えた裁判です。よって、私たち「泥ウソ」国賠原告団は、成澤氏の証人尋問が第一に必要な審理であることは自明であると考えます。このことを踏まえ、以下に見解を述べます。 (1)判決に関するコメント 今回の判決が、山形大学職員の窃盗行為を違法と認定し、学生たちをその被害者と認定したことは当然の結果と受け止める。この点については評価する。 これにより、山形大学が、事実調査すら行わずに被害者を刑事告発したことが明らかとなった。よって成澤学長の告発が虚偽である疑惑はますます深まったと言える。 しかし、仙台高裁は、山形地裁に続き、告発者の尋問という最も必要な審理を行っておらず、今回の判決はこの疑惑についての事実調べを行わずに出した不当判決でもあり、この点は全く評価できない。 (2)被告、山形大学に対するコメント 窃盗行為すら認めない大学によって、5年以上もの間、この事件の解決が妨げられてきた。しかし、今回、大学の主張が一部ではあるが全くの誤りであると司法が判断した以上、山形大学は、すみやかに事件の調査を行い被害者に説明するという、ごく当然の社会的責任を果たすべきである。 <萩尾健太弁護士のコメント> 「歴史的な勝利だ」 歴史的な報告をさせて頂きます。 本日公判の「泥ウソ」国賠訴訟、一部勝訴しました。 清掃員の窃盗が、山形大学当局の情報収集(それ自体は適法なもの)の指示に基づいてなされたことを認め、学寮自治会が「人格権」を侵害されたとして30万円の支払を国に命じたのです。 学生自治団体が、裁判で大学当局相手に損害賠償を認められたという判決は、私は寡聞にして知りません。 清掃員が違法行為を行ったのですから、本来は清掃員に対する寮生らによる事情聴取は、適法なはずですが、判決はこれについて監禁・強要の疑いを否定することは出来ないとして学長による告発の違法性を認めませんでした。その点で、前後矛盾する判決であり、不当判決です。 ともかく、教育機関たる大学に、学生に対する窃盗の責任があると認めた点で、大学当局は、元学生らの5年にわたる苦難に対してその責任を果たす必要があると思います。 皆さんも、ぜひそのためにご検討・ご協力頂けないでしょうか。 ここまで ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー Created by staff01. Last modified on 2005-09-23 17:03:40 Copyright: Default |