社民党の不当解雇100日目を迎えて | |||||||
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本日、社会民主党現執行部が私に対する不当解雇を通告して100日目を迎えました。 まさにいま、日本の政治は再び大変動の波に洗われ、私たちの社会民主党も文字通り存亡の危機に立たされています。一昨日の郵政民営化法案の参院否決を受け、小泉首相は衆議院を解散、総選挙に突入しました。社民党役職員・党員・支持者が一丸となって総選挙勝利に邁進しようとしていた矢先、横光克彦副党首が離党し、民主党からの立候補を表明しました。 政権交代をかけた政治決戦を控えているにもかかわらず、社民党の求心力は著しく低下しています。これは現執行部が、二大政党化の流れのなかで政権戦略を立てそこなったという政治的理由によるばかりではなく、私をはじめとする党本部職員に対する不当解雇を強行したことにより、「働く者の党」、「社会的弱者の党」という社民党の誇りとアイデンティティを投げ捨てたことが大きく関係しています。 この100日間、解雇対象者の裁判提訴や不当労働行為の申立に対する社民党現執行部の対応は、良識のかけらもないものでした。 第一に、5月1日付で「整理解雇」を宣告してから100日も経過しているのに、いまだに退職金が支払われていません。つまり、「整理解雇」は完結しておらず、給料も支払われないという不安定な状態に職員を放置しています。自ら「退職届」を出さなければ退職金を支払わないという脅迫行為を、現執行部はいまだに続けているのです。 第二に、私は100日間も出勤を続けているのに、何らの話し合いもなく、役員とは建物の内外で顔を合わせているのに何も言わず、私の出勤を黙認し続けています。 第三に、SDPユニオンへの不当労働行為で警告を受けたにもかかわらず、労働組合への謝罪を拒否し、開き直りました。 第四に、東京地方裁判所における裁判では、整理解雇の理由に関する追加的書類を求められながら、それも提出していません。社民党現執行部は、裁判で堂々と解雇の正当性を主張する合理的根拠すらないのです。しかも、社会党・社民党は長年の労働裁判支援の伝統のなかで、良識ある人権派労働弁護士との密接な信頼関係を築いてきましたが、私の裁判ではこのような弁護士ではなく、新たに企業整理を専門とするような外部の弁護士に頼りきっています。 最後に、私は同じ社民党の同志として、裁判とは別に執行部との話し合いを望んでおり、そのことを執行部にも再三伝えてきましたが、いまだに何の反応もありません。 9月の総選挙に向けて事態は風雲急を告げています。職員への不当解雇という内部問題を1日も早く公正に解決し、後顧の憂いを絶ち、社民党全国連合の役員と職員が同志的信頼関係を固めながら、総選挙に全身全霊を傾けられる環境を作ることなしには、社民党が衆議院会派としての地位を失うかもしれないという危惧は現実のものとなりかねません。私も全国連合本部職員として、また一人の党員として、微力ながら全力を傾注したいと切に願っておりますし、そのために、繰り返し要求している執行部との同志的話し合いの場を早急に設定することを、不当解雇撤回闘争100日目の今日、改めて強く求めます。 この100日間以上、私の闘いにご理解・ご協力いただいた党支持者・市民のみなさまからは、引き続きこの闘いとともに、総選挙での社民党の勝利をご支援いただきますよう、心からお願い申し上げます。 2005年8月10日 松下 信之 Created byStaff. Created on 2005-08-10 12:24:34 / Last modified on 2005-09-08 06:26:41 Copyright: Default |