星野国賠 第23回口頭弁論期日 最終弁論 | |||||||
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2025/01/23 星野国賠 第23回口頭弁論期日 最終弁論星野国賠 第23回口頭弁論期日 最終弁論2025年1月23日 結審予定です 15時 東京地裁 第411号法廷 (傍聴券抽選申し込みは14時40分締め切り) 法廷終了後日比谷図書文化館4階セミナールームBで報告集会 12時から法務省弾劾デモ 12時日比谷公園霞門集合 いよいよ今年1月23日結審予定で最終弁論です。原告代理弁護団は昨年12月27日、最終準備書面を提出しました。 星野文昭さんは、1971年の沖縄返還協定批准阻止闘争のデモで殺人罪をでっち上げられて無期懲役の刑を受け、徳島刑務所に服役していました。 2018年に体重減少、食欲不振を訴えても十分な検査が受けられず 翌年3月1日にようやく腹部エコー検査を行った結果、巨大な肝臓がんが発見されたのです。 しかし、刑務所当局は、文昭さんにも家族にも弁護団にも肝臓がんのことを 知らせませんでした。それは、同時期に四国地方更生保護委員会が進めてきた文昭さんの仮釈放審理への影響を考えたからです。「社会内処遇規則」で義務づけられている更生保護委員会への通知も行いませんでした。 3月25日、仮釈放を認めないことが確定したのちの4月18日に、文昭さんは突然東京昭島の東日本成人医療矯正センター(医療刑務所)に徳島から10時間以上かけ車で 移動させられました。そこでようやく精密検査が実現し、治療も手術で行うことになりました。5月28日、外部から執刀医が来て、肝臓がんの切除が行われました。 手術中に。4000ml以上の出血があり、輸血も予定以上に行われました 手術はなんとか終わったものの執刀医は帰ってしまい、緊急時に呼び戻すオンコール体制もありませんでした。 手術が終わったのが17時50分。しばらく血圧は120台を維持して安定していましたが 18時50分になり、突然血圧が64/43に下がり、尿量も減少、呼吸状態も悪化します。こうした明確なショック状態に対して、術後出血がを疑うべきでした。にもかかわらず、医療センターは、血液検査やエコー検査などの検査を怠り、 輸液など対症療法に終始しました。 意見書を書いた肝臓外科専門医が証言もしてくれました。手術当日夜に再開腹止血術をすれば、星野さんの救命は可能でした。 回復することもできたということもこの国賠で証明されてます。 にもかかわらず文昭さんは、術後の最も大事なときに、必要な検査も処置も受けられず翌々日になくなります。 放置の最たる例は、夜中の1時から5時まで、医師や看護師の記録がなく 血圧も尿量も測ってないことのです。そのことを国側に問いただすと 刑務官が見回っていたからいいんだと開き直っているのです 2020年2月21日に国家賠償請求訴訟を申し立ててから原告と弁護団は、専門医の証言も得て国側を追い詰めてきました。 足掛け5年、とうとう結審です。言うまでもなく星野暁子さんらの原告はお金が欲しくて裁判を起こしたのではありません。賠償金を支払えという形でしか真実を明らかにする手段が無かったのです。 日本の刑務所医療はこのように最低です。闇から闇に葬られてきた受刑者が多数います。 戦争に向けた司法制度、刑務所医療をなんとしても改革していきたいと思っています どうぞ1月23日、東京地裁での最終弁論にご注目をお願いします。 星野文昭さんを取り戻そう東京連絡会 吉川健明 |