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2024/11/08 没後22年 映像作家 辛基秀の足跡を追う!『解放の日まで 在日朝鮮人の足跡』(神戸)

青丘文庫研究会第9回映像を通して視る まだ視ぬアーカイブを可視化する! 没後22年 映像作家 辛基秀の足跡を追う!

★11月 8日(金)13:00〜
『解放の日まで 在日朝鮮人の足跡』(1980年/210分/16mm)
トーク:飛田雄一(青丘文庫研究会共同代表)
★11月 9日(土)13:00〜
『解放の日まで 在日朝鮮人の足跡』(1980年/210分/16mm)
トーク:飛田雄一(青丘文庫研究会共同代表)※前日の録画を上映
★11月10日(日)13:00〜
『奈良県での朝鮮人強制連行』(1993年/32分/DVD/製作:田中寛治)
トーク:田中寛治(映像作家) 川瀬俊治(天理・柳本飛行場を考える会共同代表)
『タチソ(高槻地下倉庫)作戦 成合地下トンネル』(1984年/34分/16mm)
トーク※2019年4月14日撮影の録画:故・塚崎昌之(在日朝鮮人研究者)
『江戸時代の朝鮮通信使』(1979年/48分/16mm)
※リモートでのトーク:山口祐香(神戸大学国際協力研究科 特命助教)
【場所】 神戸映画資料館 神戸市長田区腕塚町5丁目5番1-201 アスタくにづか1番館北棟
2F
【電話】 078-754-8039 【E-mail】 info@kobe-eiga.net 
【料金】 2,000円 ユース(25歳以下)1,500円 障がい者1,000円
※どなたでもご参加いただけます!※ご予約をお願いいたします!

■青丘文庫研究会と神戸映画資料館の共催による《映像を通して視る−まだ視ぬアーカイ
ブを可視化する!》は、2018年10月18日、神戸映画資料館を皮切りに、六甲の旧神戸学生
青年センターや大阪・生野区のKCC会館を経て、再び新長田の地へと戻ってきました。神
戸映画資料館は所蔵フィルムが2万本を超える国内最大規模の民間のアーカイブ機関です
が、併設のミニシアターは38席しかありませんので、事前にご予約をお願い申し上げます。

■今回は、70年代から90年代にかけて、歴史研究家、民族活動家、そして映像作家として
幅広く活躍した辛基秀の軌跡とその遺産である映像アーカイブに焦点を当て、大作ゆえに
上映の機会が少なかった『解放の日まで−在日朝鮮人の足跡』などの上映を通じて、アー
カイブの重要性や上映運動の時代背景について考察したいと思います。ご遺族の協力のも
と、神戸映画資料館が所蔵する貴重なフィルムでの上映になります。また、8日、9日には
飛田雄一さんに当時の上映運動の様子や辛基秀への思いを語っていただきます。(9日は
前日の録画)
■10日には、90年代に製作された貴重な一世の証言が記録された『奈良県での朝鮮人強制
連行』も上映いたします。その撮影・製作を担当され辛基秀とも親交があった田中寛治さ
ん、そして川瀬俊治さんをお迎えします。さらに、昨年9月に急逝された塚崎昌之さんが
解説された映像と共に『タチソ作戦 成合地下トンネル』も上映いたします。また、『江
戸時代の朝鮮通信使』を上映し、研究者の山口祐香さんもリモートで参加されます。

■今回の上映会において、70年代から90年代、辛基秀や多くの人々が築き上げた日本と朝
鮮に関する歴史研究や映像アーカイブや貴重な一世の証言を、世代を超えて共有できるこ
とを願っています。また、2000年代以降の韓流ブームの一方で、ヘイトスピーチや嫌韓本
など、排外主義の台頭や徴用工の裁判などで揺れる政治状況において、国家間の対立では
なく、市民レベルでの友好や連帯を、かつての朝鮮通信使が具現した「誠信之交隣」の精
神を発掘した辛基秀に学び、次世代へと、未来へと繋ぎたいと考えています。ぜひ、ご参
加ください。

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