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2024/11/23 沖縄戦を生き延び「一人追込み漁」を編み出した漁師を描いたドキュメンタリー「勝ちゃん−沖縄の戦後」公開(11/23〜 兵庫)

案内→https://x.gd/1sfQf

勝ちゃん―沖縄の戦後
劇場公開日:2024年10月12日

98分/ドキュメンタリー
監督:藤本幸久/影山あさ子
製作国:日本
配給:森の映画社
公式サイト:https://x.gd/184Gl

艦砲ぬ喰ぇー残さー(かんぽうぬくぇーぬくさー)

 勝ちゃん、こと山城善勝さんは、沖縄本島北部、国頭村の漁師です。
 『一人追込み漁』を編み出し、数百キロのグルクン(タカサゴ)の群れをたった一人で捕る、世界でただ一人の人です。
 勝ちゃんは、1944年10月4日生まれ。
 生まれて6日後が、沖縄戦の最初の大規模空襲、10・10空襲でした。
 逃げ込んだガマで日本兵に『子供を黙らせろ(殺せ)』と言われた勝ちゃんの両親は、勝ちゃんを抱いてガマを出て米軍の捕虜となり、生き延びました。
 沖縄戦を生き延びた人たちのことを沖縄では「艦砲ぬ喰ぇー残さー(かんぽうぬくぇーぬくさー)」と言います。
 「艦砲射撃の喰い残し」と言う意味です。
 勝ちゃんもその一人です。
 戦後、焼け野原となった沖縄で、人々は自らの力で生き延びるしかありませんでした。
 陸のものは全て焼かれ、土地も畑も、米軍基地にとられていました。
 食べるものは海の物しかありません。
 漁師、勝ちゃんの原点です。
 米兵相手のタクシー運転手、米軍基地の物資を盗み出す「戦果アギヤー」などもしながら生きてきた勝ちゃんの半生は、沖縄の庶民の戦後そのものです。
 米軍の占領下の沖縄では、6歳の少女が米兵に殺された由美子ちゃん事件(1955年)、宮森小学校米軍機墜落事故(1959年)、コザ暴動(1970年)、辺野古新基地建設(2004年〜)など、さまざまな事件、事故が起きます。
 それらは全て、勝ちゃん自身の体験でもありました。
 作品は、勝ちゃんの人生と重ね合わせて、戦後の沖縄を描きます。
 そして、どんな時代も勝ちゃんの人生を支えてきたのは、沖縄の海でした。
 優れた漁師の本気の世界。
 「海」そのものもまた、この作品の主人公と言えるでしょう。

上映劇場:https://x.gd/dsTGQ
東 京 ポレポレ東中野   2024年10月12日(土)〜10/25 終了
神奈川 ジャック&ベティ  11月30日(土)〜12/6 終映未定
11/30(土)、12/1(日)トーク付上映!!
藤本幸久・影山あさ子両監督来場
愛 知 ナゴヤキネマ・ノイ 12月14日(土)〜12月27日(金)
 12/14(土)・12/15(日)藤本監督舞台挨拶
 12/21(土)・12/22(日)藤本・影山両監督舞台挨拶
大 阪 シアターセブン   2024年10/26(土)〜11/8
 10/26(土)・27(日) 11:40の回上映後
 山城善勝さん、藤本幸久 監督、影山あさ子 監督
 10/29(火)・10/31(木)〜11/8(金) 各回上映後
 藤本幸久 監督
 https://x.gd/hmwNz
兵 庫 元町映画館     11月23日(土)〜11/29
 初日・2日目は影山あさ子監督、藤本幸久監督トーク!
 残りの日も、藤本監督、頑張ってトーク
  日時:11/23(土)・24(日) 10:00の回上映終了後
  登壇:藤本幸久監督、影山あさ子監督
  日時:11/25(月)〜29(金) 10:00の回上映終了後
  登壇:藤本幸久監督
沖 縄 桜坂劇場      11月16日(土)〜11/29
 16日(土)、17日(日)13:00〜の上映終了後、舞台挨拶あり。
 山城善勝さん『勝ちゃん』&影山監督登場!

【映画祭】
新・しんとく空想の森映画祭(北海道)10/13 終了

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