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2024/09/28 9.28オンラインセミナー「ビジネスと人権」の視点からPFAS汚染問題を考える

投稿者: 一般財団法人アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)

 2023年7月から8月にかけて日本を訪問調査した「国連ビジネスと人権作業部会」は、日本各地で明らかになっているPFAS(有機フッ素化合物)汚染の問題に関し、関係者から聞き取りを行いました。同作業部会が2024年6月に国連人権理事会で発表した報告書では、影響を受けるすべての地域での水質汚染や健康への悪影響などに対処するために、国による対策の実施、および「汚染者負担の原則」に基づく企業の責任に関し勧告しています。
 PFASによる河川・地下水の汚染は、人々が健康に生きるという権利を侵害する深刻な人権課題です。
 大阪府摂津市では、PFASのひとつPFOAによって、淀川支流の水が汚染され、市民の健康や生活が脅かされるという事態が起きています。そのような事態を受けて、国や自治体、そして汚染源とされるダイキン工業はどのように対応しているのでしょうか。同社の淀川製作所は1960年代後半からPFOAを取り扱い始め、2012年に製造・使用を中止しました。しかし、摂津市内の地下水からは現在も国の暫定目標値(1リットルあたり50ナノグラム)を大きく上回る値が検出されているようです。
 そうしたなか、摂津市をはじめ大阪府の住民1190人の血液検査を実施した京都大学と市民団体「大阪PFAS汚染と健康を考える会」は、検査に参加した住民の3割から米国の基準値を超えるPFASの血中濃度が検出されたという結果を8月11日に発表しました。
 今回のセミナーではPFAS問題に取り組む専門家と市民活動家を講師に迎えて、現状と課題に関して報告を受け、国および自治体の責務、企業の責任、市民の役割について共に考えたいと思います。

日  時:2024年9月28日(土)14:00〜16:00
開催方法:オンライン(Zoom ウェビナー) ※日本語の文字通訳あります。
プログラム:
・趣旨説明 藤本伸樹(ヒューライツ大阪)
・PFASとはなにか&国、自治体、企業の姿勢
  小泉昭夫さん(京都保健会、京都大学名誉教授)
・PFAS血中濃度調査の結果
  原田浩二さん(京都大学准教授)
・「大阪・摂津市PFOA汚染問題を考える会」の取り組み
  増永わきさん(摂津PFOA汚染問題を考える会事務局・摂津市議)
・兵庫県の明石川流域のPFAS汚染に対する市民の取り組み
  渋谷 進さん(明石川流域のPFAS汚染を考える会 世話人)
・質疑応答

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