■集会のご案内 多国籍企業によるアジアの労働弾圧に抗議する
国際キャンペーンに連動する集会です。サムスンの労災とフィリピントヨタのビデオを見ながら、この2つ企業の最新情報を報告します。
詳細
場所:ピープルズ・プラン研究所 有楽町線江戸川橋駅徒歩5分
日時:6月21日(月)6時半―8時半
共催:レイバーネット国際部 全国安全センター フィリピントヨタ労組を支援する会 横浜アクションリサーチ
連絡先:protest-toyota@list.jca.apc.org
アジア多国籍企業監視ネットワーク(ATNC Monitoring Network)は、アジアの多国籍企業の行動を監視していこうというアジアの労働組合・NGO・社会運動のネットワークです。37組織が加入していて、キャンペーン・調査・教育の3分野で活動をおこなっています。日本ではフィリピントヨタ労組を支援する会、レイバーネット、ヨコハマアクションリサーチの3団体が加入しています。
現在、ATNCで取り組んでいるキャンペーンは「ストップ!組合弾圧」で、ターゲット企業を決め、各国で共同行動をおこなっています。具体的なターゲット企業は、韓国のサムソン、タイ・フィリピンのトリンプ、フィリピンのフィリピントヨタ、ネッスル、EMI-ヤザキです。3月22日をアクションデーとして決め、フィリピン、韓国、香港で、抗議行動がおこなわれました。
スタートが遅れてしまいましたが、日本でもキャンペーンをおこない、アジアの組合弾圧を広く知らせたいと思います。
1997年のアジア経済危機以来、アジア全域で労働条件の低下、労働者の生活の破壊が進みました。数百万の労働者が職を失い、アジアの76%の労働者は失業補償が受け取れず、80%は年金もありません。
雇用があっても、実質賃金は下がり、その雇用も非正規・契約などがアジア全域に広がっています。
政府と企業は「労働柔軟性」を求めて労働者を限界まで働かせています。まともな安全網もなく、より強く、より長くという会社の圧力を受ける労働者たちは、労働組合を作り団交を要求しはじめました。
韓国:「無労組経営」方針による組合つぶしと弾圧、労災を無視・続々と死ぬ労働者たち
日本では「天使のブラ」「恋するブラ」などで有名な世界的下着メーカー、トリンプ(Triumph International)はスイスとドイツを拠点とする典型的な多国籍企業だ。 世界中の女性に愛用されるトリンプの製品は、しかし途上国の生産工場の劣悪な労働条件、そして労組弾圧の中で生産されている。