民主労総ゼネスト上京闘争、政府は厳正対応...対立高まる

23日3時、民主労総前でゼネスト集会...青年学生、非正規職も「ストライキ支持」

政府の労働市場構造改革をめぐる労政の対立が高まっている。 民主労総は9月23日のゼネスト突入とソウル上京闘争を予告した状況で、 政府は「厳正対応」の方針を明らかにし、労働界と対立している。 経済人総連をはじめとする財界も、民主労総のゼネストを不法ストライキだと批判し、政府に厳正な対応を要求した。 しかし青年団体や市民社会、非正規職労働者などは、民主労総ゼネスト支持の立場を明らかにし、労働界の闘争に加勢している。

［出処:チャムセサン資料写真］

民主労総は9月17日に開かれた全国単位事業場代表者大会で、23日のゼネストおよびソウル上京闘争に突入することを確定した。 労使政委合意を始め、セヌリ党が労働改革5大法案を国会に上程するなど、政府与党が労働改革速度戦を始めたので、即刻対応闘争が必要だという判断によるものだ。 民主労総の組合員約7千人は9月19日、ソウル都心で労働改悪阻止のためのゼネスト宣言集会を開いた。

政府は民主労総ゼネストが不法ストライキだとし厳正な対応を警告している。 雇用労働部報道担当者は9月21日のブリーフィングで 「民主労総ゼネストは、労働改革などの政府政策事項を阻止する目的で行う政治ストライキ」だとし、 違法行為に対して厳正に対応するという方針を明らかにした。 また労働部は「使用者に処分権限がないか、団体協約では改善できない事項を貫徹するための争議行為としての目的上の正当性を備えていない明白な不法ストライキ」と付け加えた。

韓国経営者総協会(経済人総連)も立場を発表し、政府に厳正対応を要求した。 経済人総連は「民主労総ゼネストはストライキの対象にならない法改正事項をストライキの目的とする不法な政治ストライキ」とし 「民主労総は今からでもストライキを撤回して、労働市場改革のための責任と苦痛分担に進むべきだ。 政府は今回の民主労総の不法政治ストライキに対して、法によって厳正に対処し、産業現場の法治主義を確立しなければならない」と強調した。

民主労総は予定通りにゼネストおよびソウル上京闘争に突入する立場だ。 彼らは9月23日にストライキに突入した後、午後3時にソウル市征東にある民主労総事務室前に集結し、集会と都心デモ行進などの闘争を行う。 1万人以上の組合員が集会に参加するものと見られる。 民主労総のパク・ソンシク報道担当者は 「やさしい解雇と一生非正規職制度を導入しようとしている政府と経済人総連こそ、 歴史に残る不法行為の当事者」だとし 「労働改悪を防ぎ、2千万労働者の職場を守る民主労総のゼネストの試みは続くだろう」と明らかにした。

パク報道担当者は 「準備期間が急だったため、23日は威力的なゼネストというよりも今後の政府の労働改悪に対する強力な警告という意味が大きい」とし 「今後、政府のガイドライン、立法化が予想される11月から12月に実質的なストライキを組織する予熱闘争の様相で進められるだろう」と説明した。

青年学生団体もストライキ一日前の9月22日、民主労総のストライキを支持した。 2030政治共同体青年ハダ、21世紀韓国大学生連合、労働者階級政党推進委学生委員会(準)、労働者連帯学生グループ、全国学生行進、青年ユニオン、韓国青年連帯、KYC(韓国青年連合)の8つの青年学生団体はこの日の午前10時、 民主労総の前で記者会見を行って 「労働市場構造改悪に反対し、民主労総の9.23ゼネストを支持する」と明らかにした。

彼らは「労使政野合とセヌリ党の法案は、非正規職低質雇用を増やし、 労働者、青年にさらに悪い条件を強要する方案でうめつくされている」とし 「民主労総の今回の9.23ゼネストは劣悪な雇用に就職する青年に対する攻撃に対抗する」と声を高めた。 続いて「青年学生たちは、労働市場構造改悪を阻止する民主労総の9.23ゼネストに積極的に連帯する」と明らかにした。

非正規職労働者も記者会見を行い、9.23民主労総ゼネストへの参加を宣言した。 韓国GM非正規職と学校非正規職、ホームプラス、ケーブル放送非正規職Tブロード、瑞山料金所、清掃労働者などの非正規職労組代表者は9月22日午後1時、 光化門ファイナンス ビルの前で記者会見を行い、 「9月23日の非正規職労働者共同ストライキを決議する」と明らかにした。 彼らは「非正規職のくびきを一生延長させようとしているのに、 どうしてじっとしているだろうか」とし「9.23ゼネスト闘争をはじめとする民主労総の労働改悪阻止闘争に非正規職労働者が先頭に立つ」と強調した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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