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韓国:民主労総「労使政委野合阻止」座り込みに突入
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民主労総「労使政委野合阻止」座り込みに突入

10日まで労使政委前で座り込み...「労働改悪・労使政委の拙速野合を防ぐ」

ユン・ジヨン記者 2015.09.08 16:07

全国民主労働組合総連盟(委員長ハン・サンギュン、民主労総)が、 ソウル政府総合庁舎労使政委前で野宿座り込みに突入した。 政府の労働市場構造改革関連の労使政委野合を防ぐ意図だ。 政府は9月10日までに労使政委で合意できなければ、 政府主導で労働改革を強行する立場だ。 民主労総は政府の圧迫で労使政委の拙速野合の憂慮が大きくなっているとし、 政府合意期限の10日まで労使政委前で野宿闘争を続ける方針だ。

民主労総は9月8日午前1時、 労使政委があるソウル政府総合庁舎の前で記者会見を行い、 労使政委野合阻止のための緊急座り込みに突入すると明らかにした。 この日の座り込みを始め、10日まで対国民都心宣伝およびキャンペーン、 決意大会、キャンドル集会などを続け、労使政委の野合を阻止する計画だ。

民主労総のチェ・ジョンジン首席副委員長は 「労使政委は労働者を殺す一つの手段であり脇役に過ぎない。 彼らが労使政委を通じ、一般解雇と就業規則変更要件を法制化することは座視できないので出てきた」と明らかにした。 公共運輸労組のチン・ギヨン副委員長も 「表では対話しようと言い、裏では政府機関を動員して公共機関に賃金ピーク制適用の脅迫を続けている」とし 「労使政委は政府の労働市場構造改悪を押し通すための下位パートナーでしかなく、 本来の機能ができない。 韓国の劣悪な社会保障制度での労働改悪は、労働者の犠牲と雇用不安、解雇を引き起こすだけだ」と批判した。

金属労組のチョ・ソンオク副委員長は 「政府が賃金ピーク制などの労働改悪を貫徹するために資本を圧迫して、現場が歪んでいる」とし 「一般解雇要件緩和は解雇を自由にし、労組を無力化して、社会保障制度がないわが国では労働者がなすすべもなく路上に居座る結果を生む」と主張した。

また彼らは記者会見文で 「賃金ピーク制は、使用者に対して必要な労働力は拡大し、 人件費は以前と同じにしておくということ」とし 「一般解雇制度の導入も『解雇の国』を作るためだ。 通常賃金後退のための勤労基準法改悪、 国民すべてを非正規職にする期間制法-派遣法改悪案などの労働市場構造改悪は、 それこそ『悪魔の政策』と呼ばれるべきだ」と声を高めた。

なお9月10日まで続く座り込みには、 民主労総加盟傘下組織から約300人が参加する。 民主労総は「朴槿恵政権が労使政委による改悪政策推進を続ければ、 下半期の大規模ゼネスト闘争でこれを阻止する」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-09-10 15:38:03 / Last modified on 2015-09-10 15:38:04 Copyright: Default

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