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韓国:甲乙オートテック、企業労組の出勤阻止で衝突
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「甲乙オートテック偽装入社の企業労組は出勤するな」

[2信]出勤を名分とする工場への進入はひとまず阻止...座り込み続く

チョン・ジェウン記者 2015.06.20 10:32

休日出勤を名分として6月20日に工場への進入を試みた甲乙オートテック企業労組員らは、 7時間20分ほどで会社の正門から撤収した。 この日午前6時50分頃、折畳み式の門(蛇腹フェンス)を2回取るなどして進入を試みた企業労組員45人ほどは、 午後2時10分頃に会社寄宿舎方向の道から抜け出た。 しかしまた進入を試みる可能性があるため、 全国金属労組甲乙オートテック支会(以下支会)と忠南地域労働界などは正門前での野宿座り込みを続ける。

[出処:ジョンウン メディア忠清現場記者]

この日、企業労組員らは「出勤しにきた」と主張した。 しかし支会は元警察と特戦司令部出身の履歴を隠して虚偽記載した新入社員は、 即時採用取り消しの対象であり、会社の職員ではないと言った。 出勤する理由がないということだ。 また、これらの新入社員は「会社と事前に企画し、金属労組破壊目的で入社した傭兵」で、 事業主の不当労働行為・労組法違反の共犯だと主張した。

甲乙オートテックは昨年末、全機能職の10%にあたる60人を大量採用したが、 使用者側はほとんどの新入社員は既存の労組を破壊するために雇用したという疑いを受けている。 新入社員60人のうち53人が3月に設立された企業労組に集団で加入した。 40〜50代の高齢の労働者で構成された新入社員のうち20人が陸軍特戦司令部出身者、 13人が元警察出身者だと金属労組と新政治民主連合環境労働委の議員などが明らかにした。

一方、この日、企業労組員が一日中工場進入を試みる過程でも、 生産物流車両が遅く工場の中に入った。 支会は企業労組員らが物流車両に搭乗して工場に進入したり、 車両の後から続いて進入する可能性があるとして車両を統制し、工場内に入れた。 実際、企業労組員が正門の外でこれを試みたため、警察兵力が止めることもあった。

この過程で警察は 「物流車両を止めるのは業務妨害で、司法処理される」と支会に数回警告放送した。 しかし支会は「物流車両の出入、同じ正門を使うデユ・ウィニア職員の出勤を保証しろと、 むしろ私たちが数回要求した」と反論した。

この日、支会の家族対策委構成員は約100人が参加して 「警察は集団暴行をした企業労組員の出勤を防がなければならない。 労組破壊犯罪者の事業主も処罰しなければならない」とし 「そうでなければ、また暴力事態が発生し、父親たちが大怪我をする」と訴えた。 家族対策委委員長に選ばれたキム・ミスン氏は 「何日も苦労しているのを見ると、到底なんとも言えないほど胸が痛いが、 その気持ちを抱いて民主労組を守る闘争に参加する」とし 「動揺したり躊躇することなく、お父さんたちと私たち家族が一体になり、前に進もう」と話した。

[出処:キム・ジェヨン メディア忠清現場記者]

[1信]「労組破壊傭兵即時逮捕を」...警察兵力大挙配置
甲乙オートテック企業労組員が工場進入を試み、対峙

集団暴行事態を起こして問題になった甲乙オートテック企業労組側が、 土曜出勤を名分として工場への進入を試みたことで、 警察兵力が大挙配置されるなど、衝突が憂慮される。

企業労組員約45人は6月20日午前6時50分頃、 寄宿舎方向の抜け道側から集団で歩いて出て正門に到着し、 出勤をすると言って工場への進入を試みた。

企業労組員は折畳み式門(蛇腹フェンス)を2回取ろうとした。 金属労組甲乙オートテック支会は 「暴力事態の主犯であり、労組破壊の犯罪者とは一緒に働けない。 正当に防御する」として企業労組員が工場の中に入らないように防いだ。

この過程で企業労組委員長のソン某氏は金属労組員に殴られたと言って地面に倒れたが、 再度衝突が発生すると、自分で立ち上がり、119救急車には乗らなかった。

[出処:ジョンウン メディア忠清現場記者]

午前6時頃から正門周辺に大挙配置された警察兵力は、 このような状況が発生したため兵力を移動させ、正門を封鎖した。

企業労組員らは間隔をおいて集団で警察兵力を押し、 1分程体当たりをした。また、「出勤する」と合唱した。

これに対して警察は、職務執行法上の犯罪予防により公務執行中で、 妨害すれば現行犯で逮捕すると企業労組側に数回警告放送をしたが、 現在のところ逮捕はしていない。

[出処:ジョンウン現場記者]

[出処:ジョンウン現場記者]

警察は午前7時40分、最初に「企業労組員は会社に出勤する権利があり、 これを阻止すれば処罰される。また業務妨害をすれば司法処理する」 と金属労組側に警告放送をし、非難された。

甲乙オートテック支会のイ・ジェホン組織部長は 「企業労組が私たちを集団暴行した時は企業労組員を現行犯で逮捕せず、 3日間も時間を引き伸ばして結局自主出頭の形式で免罪符を与えたのに、 今度は出勤問題にまで介入して労組破壊の傭兵らを保護している」と話した。

続いて「警察は労働部に『企業労組員が出勤するのは合法か不法か』とすでに確認したという。 今日の衝突、対峙状態は予想されていた」と主張し 「これは、警察が労組破壊傭兵の行動を幇助し、あおっていることを反証する」と主張した。

金属労組法律院忠南事務所のキム・ユジョン弁護士は 「警察は公務執行を妨害する労組破壊傭兵の企業労組員を現行犯で逮捕しろ」とし 「警察の甘い法執行を座視しない」と伝えた。

支会はこの日、声明を出して 「労組破壊傭兵約40人は、正当な争議行為の一環として正門を守っている金属労組組合員を力で押し出し、進入を試み」ているとし 「警察は再び職場を血の海にしようとする労組破壊傭兵を直ちに逮捕し、金属労組の正当な争議行為を保証しろ」と要求した。

支会は5月29日、今年の賃金交渉関連の争議行為賛否投票を行った結果、96.19%の賛成でストライキを可決した。 忠南地方労働委員会は6月1日に調整中止決定をして、 甲乙オートテック支会は合法的な争議権を確保した。

支会はまた、「企業労組は会社に出勤するとし、 警察に公務執行妨害、暴力行為などの処罰に関する法律違反(集団、凶器など暴行)の犯罪を行った。 重大な現行犯だ」とし 「常識的で正当な法執行をしないのなら、 違法な公務執行で職務遺棄の犯罪を行っている」と主張した。

それと共に「抵抗する金属労組組合員たちの行為は極めて正当であり、 今後起きる事態に対するすべての法的、政治的、社会的責任は、 すべて労組破壊の傭兵をそそのかしている会社、労組破壊の傭兵、 そして彼らの犯罪行為を保護する検察、警察、労働部にある」と明らかにした。

一方、甲乙オートテック支会の全組合員と忠南地域の労働界は、 正門の前で4日間、徹夜野宿座り込みを続けている。

付記
チョン・ジェウン記者はメディア忠清の記者です。この記事はメディア忠清にも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-06-22 02:49:19 / Last modified on 2015-06-22 02:49:21 Copyright: Default

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