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韓国:同盟ストライキ民主労総「朴槿恵退陣」
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同盟ストライキ民主労総「政治闘争をしなければ世の中は変えられない」

3万組合員がソウル市庁広場に集結、「朴槿恵退陣」下半期闘争の砲門

ユン・ジヨン記者 2014.07.22 20:06

7月22日に同盟ストライキに突入した全国民主労働組合総連盟 (委員長シン・スンチョル、民主労総)が都心集会を開いた。 民主労総は今回の同盟ストライキを皮切りに、 下半期の資本と政権に対する闘争に突入する方針だ。

民主労総は7月22日、民主労総傘下の労組組合員約10万人が同盟ストライキに突入したと発表した。 ストライキには建設労組と金属労組、保健医療労組、公共運輸労組連盟医療連帯本部、サービス連盟ホームプラス労組などが参加した。

ストライキに突入した組合員約3万人は、午後4時30分からソウル広場に集結し、 「朴槿恵(パク・クネ)政権退陣! 生命と安全のための民主労総同盟ストライキ集会」を開いた。 民主労総は集会で、下半期の「朴槿恵政権退陣」闘争をはじめ、 セウォル号特別法制定要求などの政治闘争に立ち上がる意志を表明した。

民主労総のシン・スンチョル委員長は大会発言で 「財布の金はそれぞれの事業場での闘争で満たせるかも知れないが、 1%にもならない資本の貪欲を止め、生命が平等な世の中のためには政治闘争でなければ変えることができない」と声を高めた。

続いて「このままでは朴槿恵政権を打倒することはできず、 セウォル号遺族の上に王のように君臨する汝矣島国会をひっくり返すことはできない」とし 「民主労総は政治ストライキをする。 80万の組合員を集め、さらに大きな闘争で労働者が平等な世の中を作る」と強調した。

この日の集会にはセウォル号惨事の遺族も参加して関心を訴えた。 セウォル号家族対策委のキム・ビョングォン委員長は 「特別法制定により、徹底してセウォル号惨事の真相を糾明して安全な国を作らなければならない」とし 「生命と安全のための同盟ストライキに支持と声援を送ってほしい。 きちんとした特別法制定と安全な国を建設するために力をあわせてほしい」と明らかにした。

現在、セウォル号惨事遺族20人は光化門と汝矣島国会前で9日間ハンストを続けており、 民主労総のシン・スンチョル委員長などの労働市民社会の人々も5日間、同調ハンストを続けている。

この日の集会では、ストライキに突入した民主労総加盟傘下組織の委員長の発言も続いた。 保健医療労組のユ・ジヒョン委員長は 「国民の反対にもかかわらず、政府は医療民営化を押し通している。 保健医療労組は政府の付帯事業拡大施行規則立法予告最終日の今日、 ストライキに突入することになった」とし 「ストライキをしても政府が医療民営化を放棄しなければ、さらに強力な闘争を展開するほかはない」と警告した。

公共運輸労組連盟のイ・サンム委員長は 「セウォル号は海の上だけではない。 公共運輸労働者たちは、鉄道と仁川空港、発電、都市ガス、病院などでもうひとつのセウォル号を防ぐために闘争している」とし 「公共部門労働者たちは、第2のセウォル号惨事を防ぐために、 そして朴槿恵政権退陣のために8月27日から全面ストライキに突入する」と宣言した。

参加者は同盟ストライキ闘争決議文で 「同盟ストライキは当然の戦いの始まりでしかない」とし △朴槿恵退陣、 △セウォル号惨事真相究明、責任者処罰、 △鉄道-医療民営化中断、公共機関ニセの正常化廃棄、 △建設現場および労働現場法制度改善、反労働政策廃棄、 △間接雇用-特殊雇用など非正規職労働基本権保障、労組弾圧中断、 △労働時間短縮、最低賃金-通常賃金正常化を要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-07-23 04:42:51 / Last modified on 2014-07-23 04:42:51 Copyright: Default

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