韓国:また「烈士遺影」抱いて江南に上京したバス労働者たち | |
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また「烈士遺影」抱いて江南に上京したバス労働者たち新城旅客支会労使「チン・ギスン烈士対策」交渉中断、労組は終末闘争に突入
ユン・ジヨン記者 2014.07.03 16:08
江南住宅街で上京闘争を始めた初日の夜から豪雨が降った。 チン・ギスン烈士が死んで30日目の夜だった。 座り込み二日目の朝、車の中で夜を明かしたバス労働者たちが濡れた地面を踏みながら、また1人デモを始めた。 プラカードにはチン・ギスン烈士の遺影と 「チン・ギスン烈士の死、新城旅客会長息子イ○○社長が責任を取れ」という文句が記されていた。 新城旅客支会の労働者たちが7月2日、無期限のソウル上京闘争に突入した。 チン・ギスン烈士対策に関する労使交渉が事実上、中断したことが理由だ。 拠点は新城旅客会長の息子で新城旅客最大株式を所有する李前社長の瑞草洞の自宅と、 彼が運営している良才洞の事業体の前だった。 サムスン電子サービスの労働者たちが江南座込場で43日間の烈士闘争を終えた直後、 江南の瑞草洞一帯ではもうひとつの烈士闘争が始まった。 また「烈士遺影」を抱いて江南に上京したバス労働者たち新城旅客支会の労働者たちは、新城旅客使用者側と湖南地域の執権与党の新政治民主連合を相手として30日を越える烈士闘争を続けている。 新政治民主連合所属のキム・スンス全州市長が問題解決を約束したが、 その速度は相変らず遅い。 宋河珍(ソン・ハジン)前全州市長も、バスストライキの時に不法ストライキだと規定し、 貸切りバスを投入して争議を無力化した前例があり、 新政治民主連合に対する不信は強い。 瑞草洞の李前社長の自宅の前で会った新城旅客支会のイ・ギヒョン代議員は 「全州市は、会社に莫大な税金で支援しているのに、 会社は88億ウォンの資本蚕食状態」とし 「市は事業権の回収ができるのに、市は何の圧力もかけない」と指摘した。 イ・ギヒョン代議員はチン・ギスン烈士と共に解雇者生活をして、2月に復職した。 互いに兄弟のように頼る仲だった。 イ代議員は地労委と中労委でどちらも不当解雇で判定が出て復職したが、 チン・ギスン烈士は中労委で敗訴した。 敗訴理由はとんでもないものだった。 中央労働委員会が事件の重要な判断の根拠とした付属合意書の内容を除外したことで発生した「誤った判断」だった。 結局、ソウル行政法院はこの付属合意書を根拠として不当解雇と判決した。 しかし行政法院の判決があった5月1日は、すでにチン・ギスン烈士が重態に陥った後であった。 会社側はチン・ギスン烈士に労組から脱退し、ハン某会長にひざまずけば復職をさせると懐柔した。 イ・ギヒョン代議員は「使用者側はチン・ギスン烈士と彼の妻が一緒に会長の所に来て、 ひざまずけと言った。 だがチン・ギスン同志が自尊心が強く、妻は連れて行かず一人で行ってひざまずいた」とし 「妻もその時を生き生きと憶えている。 3月2日と3月18日、二回にかけてひざまずきに行った」と説明した。 だがその後、管理者とハン某会長などは復職を先延ばしして、責任押し付けるばかりだった。 これがチン・ギスン烈士が死亡した決定的な原因になった。 チェ・ドンシク組合員は「30日以上冷凍庫にいるチン・ギスン同志の遺体を考えれば、 闘争はつらくない。 はやく葬ってやりたいということしか何も考えられない」と涙を見せた。 新城旅客支会の組合員たちはチン・ギスン烈士が自決を試みた直後の5月初めから乗務拒否闘争に突入し、 2か月間、ストライキを続けている。 一銭も賃金を受け取れないまま、約束ない戦いを続けているわけだ。 だがチェ・ドンシク組合員は 「チン・ギスン同志が私たちに最後にくれた贈り物は、民主労組を守れということ」とし 「烈士闘争が勝利すれば中間管理者による民主労組瓦解の試みを防ぐことができる」と説明した。 現在、新城旅客には民主労総と韓国労総、国民労総所属の3つの労組が存在する。 韓国労総が110人ほどで過半数労組を占め、民主労総所属の組合員は90人ほどだ。 チェ組合員は「中間管理者のために民主労組に来られない人々が多い」とし 「使用者側はこれまで楽な路線や新しい車両は韓国労総組合員中心に配置し、 勤務日数でも差別をするなど、労組を偏向的に管理してきた」と強調した。 「チン・ギスン烈士対策」交渉中断、労組「終末闘争」に突入これまで全州市と労働部、会社と労組はチン・ギスン烈士対策に関して交渉を進めてきた。 労組が烈士対策の要求として持ち出したのは、 △会社の公式謝罪、△遺族補償、△使用者側管理者3人罷免、△民事刑事上の不利益免責、△チン・ギスン烈士名誉回復だ。 だが7月1日の交渉を最後に現在まで交渉が暫定中断している。 現在、労使は管理者の罷免と民事刑事上の訴訟問題、遺族の補償問題などで合意を引き出せずにいる。 特に会社側はチン・ギスン烈士に膝をつくことを強要したキム某氏をはじめ、 関係者3人の罷免は受け入れられないという立場だ。 烈士の名誉回復に関し、労組は行政訴訟控訴の取り下げと、 烈士についての復職命令を要求しているが、これも貫徹されずにいる。 交渉が難航し、労組は終末闘争に立ち上がる方針だ。 新城旅客支会の組合員たちは7月2日から組を編成し、無期限のソウル上京闘争を宣言、 労組指導部はハンストに突入した。 7月3日午前10時30分、民主労総全北本部などは全州市庁広場で記者会見を行い、 終末闘争を宣言した。 [出処:公共運輸労組連盟] 記者会見の後には民主労総のユン・ジョングァン全北本部長と公共運輸労組連盟のキム・ジョンイン首席副委員長、全北バス支部のナム・サンフン支部長が全州市庁前で無期限ハンスト闘争に突入した。 全北バス支部も6月30日にストライキ賛否投票を行い、ストライキを決議した。 3日に全北バス支部への調整手続きが完了し、彼らは4日にストライキに突入する。 全国対策委も「希望バス」を組織して、新政治民主連合党代表との面談などを成功させる方針だ。 彼らは記者会見で 「今、民主労総全北本部と公共運輸労組、連盟が終末闘争に立ち上がる」とし 「民主労総全北本部は全面ストライキを含む総力闘争を進める予定」と明らかにした。 また「当然の権利を死守するために、労働者が命をかける暗鬱な現実の中で、 チン・ギスン烈士の名誉回復と全州市内バス問題を必ず解決して勝利する」と明らかにした。 [出処:チャムセサン資料写真] 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2014-07-04 17:38:58 / Last modified on 2014-07-04 17:38:59 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |