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韓国:KBS社長、退陣へ…KBS二大労組はスト暫定中断
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粘った吉桓永KBS社長、結局不名誉な退陣へ

KBS理事会7:4で可決…KBS二大労組はストライキを暫定中断、6日午前5時から業務に復帰

入力:2014-06-05 19:36:05 公開:2014.06.05 21:23:28
チョン・サングン、チョ・ユンホ記者| dal@mediatoday.co.kr

吉桓永(キル・ファニョン)KBS社長が結局退陣することになった。 KBS理事会(理事長 李佶詠(イ・ギリョン))は6月5日に理事会を開き、 吉社長の解任提請案を採決に付して可決させた。 採決の結果は賛成7票、反対4票。与党推薦理事のうち3人が吉社長解任に賛成したことになる。

吉桓永社長はこの日の理事会に参加し、最終陳述をしたという。 だが吉社長が報道介入だけでなくね教養番組への製作介入も行った事実が伝えられ、 吉社長退陣に対する内外の圧力はさらに強まっている状況だった。 結局、吉社長は理事会での不名誉退陣という頚木をかけられた。

残された手続きは、理事会が朴槿恵(パク・クネ)大統領に解任提請案を提出し、朴大統領が承認することだけだ。 朴大統領の手にかかっているわけだ。 朴大統領がこれを受け入れれば吉社長は解任され、KBSは新任社長の選出手続きに突入するものと見られる。

▲全国言論労組のクォン・オフンKBS本部長が5日夕方、KBS本館前で開かれた吉桓永社長退出のための2次国民キャンドル行動集会で発言している。写真=チョ・ユンホ記者

そのため吉社長の退陣を要求してストライキをしていたKBS労働組合(委員長ペク・ヨンギュ・KBS労組)と全国言論労組KBS本部(本部長クォン・オフン・KBS本部)はストライキを暫定中断し、すぐに復帰するものと見られる。 KBS本部側の関係者は 「KBS労組との共同ストライキに突入したため、6日午前5時から業務に復帰する」と話した。

KBS本部は声明で「吉桓永社長の報道介入疑惑で触発されたKBS事態がついに解決の糸口を見つけることになった」とし 「理事会の今回の決定は『公社の独立性と公共性を保障するための議決機関』としての放送法上の理事会の権能に忠実な決定」と評価した。

KBS本部は「今回の理事会の決定は、吉桓永社長だけでなく、これから任命されるいかなる社長も報道や番組に不当に介入すれば社長職を解任されるという事実を明確に示した」とし 「吉社長が事実上退陣することになったため、約束した通りに直ちにストライキ隊伍を止め、私たちの職場である放送の現場に戻る」と明らかにした。

KBS本部は「吉社長の退陣はわれわれの戦いの目的ではない」とし 「吉社長をはじめ多くの賦役幹部が政権に捧げた公営放送KBSを国民に戻す苦しい戦いに入る」と話した。 続いて「これまで議論されてきた特別多数制をはじめ、セクト的な利害関係を越える独立した社長を選ぶ制度を勝ち取るために、 社内外のすべての勢力の知恵を集め、その結果を堂々と政界に要求する」と明らかにした。

▲5日夕方にKBS本館前で開かれた集会で全国言論労組KBS本部の組合員と集会参加者が理事会による吉桓永社長解任提請案可決の知らせに拍手している。写真=チョ・ユンホ記者

一方7時30分現在、KBS前には吉桓永社長退出のための2次国民キャンドル行動集会が約200人の参加で開かれている。 この席で参席者とKBS本部の組合員たちは理事会の知らせを拍手して歓呼した。

クォン・オフン本部長はこの場で 「以前のキャンドルでは、おわびの言葉を差し上げるためにここに立ったが、 今日は市民の皆さんに感謝の挨拶をするためにまたここに立った」とし 「国民の放送KBSを救って守れと命令した皆さんのおかげ」だと話した。 クォン本部長は「全面ストライキは暫定中断するものの、 KBS独立性、放送の公正性、製作の自律性のための長い戦いをやり直す」と明らかにした。

クォン本部長は「セウォル号惨事の報道に対する本当の反省を始め、国民の側に立ったきちんとした放送をする」とし 「放送するニュースと番組で、KBSの存在価値とその理由を証明してみせる」と話した。 続いて「二度と吉桓永のように青瓦台の表情ばかりをうかがい、権力者の思う通りに報道番組人事に介入する社長を出せないようにする」と明らかにした。

原文(メディア・オヌル)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作権:この記事の原著作権は、韓国のインターネット新聞メディアオヌルが保有しています。この記事はメディアオヌルの許可を得て翻訳・掲載したものです。本記事および文中の写真・図表の利用や転載などについてのお問い合わせはメディアオヌル宛にご連絡ください。


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