韓国:ITF「韓国政府、労働弾圧で鉄道の安全を威嚇」 | |
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国際運輸労連「韓国政府、労働弾圧で鉄道の安全を威嚇」世界の鉄道労組、労働権弾圧など国際基準に違反する韓国政府に共同対応の計画
チョン・ウニ記者 2013.12.17 12:22
韓国政府が鉄道労組のストライキを弾圧し、鉄道安全を大きく威嚇しているという国際的な報告が提起された。 国際運輸労連(ITF)代表団は12月17日午前、国会正論館で記者会見を開き、この 7日間の活動とモニターの結果を基礎に韓国政府が鉄道労働者たちのストライキ を弾圧し、国際基準に違反しており、国民の安全も威嚇していると明らかにした。 [出処:国会映像資料館] 韓国政府、労働権国際基準違反ITFアジア太平洋地域鉄道分科のウェイン・バトソン議長は「活動の過程で労組 のストライキは合法的に行なわれ、必須維持の規定を厳格に守っていることを 確認」したが、「政府は国際基準に違反している」と指摘した。 鉄道労組への政府の対応についてバトソン議長は「政府は鉄道労組支部の幹部 に対する逮捕令状を発行」し、「今日午前には本部の押収捜索令状を発行した ことに大きな衝撃を受けた。非常に憂慮される」とし「われわれはこれを糾弾 し、政府は(ストライキ労働者を)逮捕するな」と要求した。 代表団は特に「6千人以上の代替人員の投入、8千人以上の職位解除など、韓国 政府の鉄道ストライキ対応方式は団体交渉協約などの国際基準に違反する」と 指摘した。 バトソン議長はこれについて「世界の他の国でも政府の民営化政策に反対する ストライキは多いが合法」だとし「最近、12月にフランスでも民営化阻止スト ライキがあったが、政府は何の措置も取らず、タイでも明らかな合法的な行為 と認められた」と伝えた。 韓国政府の鉄道ストライキ対応は、鉄道の安全を大きく威嚇代表団はまた「韓国政府の鉄道ストライキへの対応方式は、鉄道の安全を大きく 威嚇している」と提起した。 バトソン議長は「政府が無理に代替人員として投入した車掌のミスで、死亡者 まで発生した」とし「十分な訓練を受けていない代替人員はとても危険で、他 の国ではよくあることではない」という見解を明らかにした。例えばタイでは 機関士は7年間の訓練を受けなければ運転できないが、韓国では二日後に投入 されたという。 これについてバトソン議長は「十分に訓練を受けていない代替人員を投入する のは、政府が国民の安全を無視しているということを示す」とし「安全への 認識が足りない」と評した。彼はまた、「こうした鉄道安全文化は威嚇と脅迫に よるもの」とし「国際的には、こうした文化は容認されず、国民の安全を威嚇 する行為とみなされている」と付け加えた。 世界の鉄道労働者、韓国政府の鉄道ストライキ弾圧に対抗する共同対応を計画国際運輸労連はこうした韓国政府の鉄道労組弾圧に対抗し、今後国際的な対応 を始める方針だ。 彼らは加盟組織に韓国の状況を知らせる一方、△加盟組織が各政府に対して韓国 政府を圧迫することを勧告、△ILO、国連、OECDなどの国際機構を通した圧迫、 △各国の鉄道組織を通して韓国との契約の再検討を要求するなどの経済的圧迫 をすると警告した。 ITF鉄道分科のオイステイン・アスラクセン議長はこれについて「韓国の鉄道産業は 成長を続けているが、労働権を無視する国から鉄道製品を購入することは絶対 容認できない」とし「モニターを続けて対応していく」と説明した。 記者会見に参加した殷秀美(ウン・スミ)議員も「労働組合は構造調整に反対し、 ストライキをする権利がある」とし「報復で労働権を破壊するのは深刻な国際法 違反」と述べ、「朴槿恵政権は、民営化政策を施行するのなら国民的同意の 手続きが必要だ」とし「これを無視すれば全国的な抵抗を受ける」と警告した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
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