本文の先頭へ
韓国:韓進重工業、チェ烈士関連の労使対話の糸口掴むか
Home 検索

韓進重工業、『チェ・ガンソ烈士』関連の労使対話の糸口掴むか

21日に労使幹事初の接触...交渉方式、議題をめぐり難航が予想

ユン・ジヨン記者 2013.01.22 17:12

韓進重工業使用者側と金属労組韓進重工業支会が『チェ・ガンソ烈士対策』と 関連した交渉の意志を確認した。

チェ・ガンソ烈士が死亡しておよそ一か月で、会社が『対話』の意志を見せ、 今後の対策に関する本格的な交渉への期待も高まっている。だが、会社側は 『交渉』の形の面談を拒否していて、労組側の要求をめぐる労使間の意見の差 も存在し、交渉は容易ではないものと展望される。

1月21日午前、韓進重工業支会と会社側の幹事各1人は事前の面談を行い、 チェ・ガンソ烈士対策に関する交渉の意志を確認した。

これに先立ち、労組はチェ・ガンソ烈士の死亡以後、会社側に4回の交渉要求書 を送り、チェ・ガンソ烈士関連対策の議論を要求した。これに対して会社側は チェ・ガンソ烈士の死は「極めて個人的な問題」と労組の交渉を拒否してきた。

だが会社は1月17日、労組側に「労組の団体交渉要求には応じられない」が、 「葬儀に関する諸般の問題は協議できる」という立場を明らかにし、これにより 21日に労使幹事の初めての面談がなされた。

韓進重工業支会の関係者は「労使幹事の面談で会社側は団体交渉という用語を 使わないでほしいという立場を明らかにし、ただし最終合意書は作成すると話 した」とし「また、会社側が言及した葬儀関連の諸般の事項の範囲は、ひとま ず遺族の補償問題に言及した」と説明した。また、この場で労使は、幹事間の 対話で今後の交渉人員と場所、時間、日などの細部事項を決めることにした。

ひとまず対話の糸口はつかんだものの、これからは『交渉』か『対話』かとい う交渉方式と、交渉議題をめぐり、労使の攻防が続きそうだ。労組側は22日の 午前、会社に文書を送り、交渉議題を提示した。

労組側は文書で「労使間の円満な交渉で早い内に合意妥結にすることを心から 期待する」とし、△とチェ・ガンソ組合員の名誉回復および責任者の処罰、 △再発防止対策などの交渉議題を伝えた。

再発防止対策としては、△影島造船所の正常化および休業者対策、△損害賠償 訴訟の撤回、消費組合閉鎖の撤回と原状回復、労組事務室移転の撤回、労組の 事務室への自由な出入保障など労組弾圧中断、△遺族補償を提示した。

なお、会社側の関係者は「昨日1次ミーティングがあった。以後、対話を続けて いく」と明らかにした。また、葬儀関連の諸般の事項に関する交渉範囲につい ては「まず遺族と会って補償問題を話す」とし「(労組側の交渉議題は)ずっと 幹事間の対話で話していく」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-01-23 00:32:08 / Last modified on 2013-01-23 00:32:08 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について