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韓国:故チェ・ガンソ父親「韓進重工業と戦争するという覚悟できた」
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故チェ・ガンソ父親「韓進重工業と戦争するという覚悟できた」

闘争対策委「朴槿恵当選者・業務引継委員会が問題を解決しろ」

ユン・ジヨン記者 2013.01.08 13:55

韓進重工業の故チェ・ガンソ烈士が死んで20日経っても使用者側が問題解決の 意志を見せず、会社と政界に向かった批判の声が高まっている。チェ・ガンソ 烈士の遺族も使用者側と政界に問題解決を要求して街に出てきた。

チェ・ガンソ烈士闘争対策委員会と民主労総非常対策委員会、金属労組、チェ・ ガンソ烈士遺族などは1月8日午前、18代大統領引継委員会の前で緊急記者会見 を行って、朴槿恵(パク・クネ)当選者は会社の損賠仮差押撤回と労組弾圧中断 に動けと要求した。

チェ・ガンソ烈士の父親のチェ・ヨンドク氏は、「息子を失って20日間、食事 もできず寝ていたが、初めて記者会見に参加した」とし「今日から気持ちを入 れ替えて韓進重工業と戦争する覚悟でソウルに上京した」と明らかにした。

続いてチェ氏は「最近の息子の月給袋を見たが、1か月の基本給が14万4千ウォ ンだった」とし「税金などを引いて家に持ってくるのは40万ウォンほどだった。 これでどうして暮らせるか」として声を高めた。

また彼は「私も韓進重工業の出身で、もう韓進重工業がどんな会社なのか切実 に感じた」とし「労働組合への弾圧で息子が死んだが、これを経済的負担によ る個人的な自殺だと言う会社はひどい」と批判した。

現在、労組側は会社にチェ・ガンソ烈士対策に関する交渉を要求しているが、 会社は「個人的な問題」として交渉を拒否し、問題解決が遅れている。そのた め対策委をはじめとする労組側は、朴槿恵(パク・クネ)大統領当選者と18代 大統領引継委員会が問題解決に積極的に動くよう要求している。

ムン・チョルサン金属労組釜梁支部長は「趙南鎬(チョ・ナモ)会長をはじめ、 韓進重工業使用者側が4人の労働者命を奪い、連続殺人を行っているが、使用者 側は刃物で刺し殺したのではないから責任はないという立場」とし、「新しく 発足する朴槿恵大統領当選者は、必ず殺人者の責任を問い、彼らを拘束しなけ ればならない」と強調した。

民主労総のキム・ジョンイン非常対策委員は「民主労総は朴槿恵当選者に使用 者側の158億損害賠償撤回、整理解雇撤回、チェ・ガンソ烈士名誉回復と遺族補 償など五つの要求に対する回答を要求している」とし「朴槿恵当選者と業務引 継ぎ委員会がこれを受け入れなければ、今までとは違う強力な闘争をする」と 警告した。

参加者は記者会見後、業務引継ぎ委員会に面談要請書を渡した。また、彼らは 記者会見で「9年間で3人の労働者を死なせた韓進重工業の労働弾圧の真相を、 一日も早く詳しく明らかにしなければならない」とし「相次いだ労働者たちの 死に対する根源的な解決は、新しい任期を始める朴槿恵当選者の最初の国政課 題でなければならない」と強調した。

▲故チェ・ガンソ烈士父親チェ・ヨンドク氏(左側)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-01-09 14:58:13 / Last modified on 2013-01-09 14:58:14 Copyright: Default

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