MBC、ストライキ参加組合員に業績評価で最低点

教育対象者の人事発令措置を取る事前段階と反発…「定期的な人事評価でしかない」

イ・ジェジン記者 | jinpress＠mediatoday.co.kr

MBCが労組のストライキに参加したという理由で組合員に業績評価で最低点の R等級を付けて通知した。

8月9日、MBCは2012年の上半期業績評価でストライキ組合員に最低等級のR等級 を与えた。評価対象構成員のうちR等級を受けた対象者は何と50%に迫る。2010 年に5%、2011年に3%という割合と較べても、非常識的に高い数値だ。労組によ ればある部署全体または局室の所属員のほとんどがR等級を受けた場合もある。

MBC労組は「ストライキ加担行為への報復以外には説明できない非常識な評価」 と反発している。MBC労組は会社の看板番組を演出し、社内外の賞をさらった PDやアナウンサー、記者など、全部門にわたると伝えた。彼らはすべてストラ イキに参加したのが共通点だ。

特に個人評価規定19条3項により「業績評価または力量評価の最終点数が、70点 未満だった者は、会社が教育対象者として人事発令することができる」と規定 されている点で「今回の人事評価の暴挙でMBC全体構成員の50%がキム・ジェチョ ルの意により、いつでも現在の業務を剥奪され教育対象に転落しかねない」と MBC労組は伝えた。

▲キム・ジェチョルMBC社長 (c)聯合ニュース

MBC労組は「今回のR爆弾事態の最終責任者をキム・ジェチョルと規定する」と し「キム・ジェチョルの指針なしでは不可能であるばかりか、個人評価規定を 見ても評価の最終結果は人事委員会の審議を経て社長が確定するため」と指摘 した。

一方では任期が始まった9期放送文化振興会の評価を控え、強硬モードの雰囲気 を作るために組合員を犠牲にしているという指摘もある。

MBC労組は「組合は、社規が規定する通り、今回の評価が評価の信頼性と妥当性 を維持されるよう、客観的事実に基づいて公正に実施されたかを徹底的に確認 した後、ふさわしい対策を講じる」と明らかにした。

MBCの経営陣は今回の評価は人事内部規定により定期的に行われたもので、上半 期の評価は1月から7月までの該当期間の業務遂行実績で評価したと明らかにした。

MBC政策広報部は「今回の上半期でR等級を受けた対象者は、6か月以上の評価す べき業績といえるようなものではない。R等級を受けた対象者は全員ストライキ 参加人員」とし「今回の評価は報復に焦点を当てるのではなく、平常時の職員 の業務評価にすべき」と強調した。

教育対象者に人事発令する事前段階ではないかという指摘には「可能性だけで 必ずR等級の対象者が人事発令の対象になるのではない。教育の場合も低い評価 を受けた職員が正常に業務を遂行できるように同期を付与をすることを重視し ている」とし「業務に従事しない期間が6か月になるのに全く無かっかのように 人事考課するのは無理」と話した。

入力:2012-08-10 14:30:52 公開:2012.08.10 14:31:57

原文(メディア・オヌル)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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