建設労組、27日無期限全面スト突入...28日に2万がソウルに上京

貨物連帯と共同スト...『特殊雇用労働者労働権』要求拡大か

全国建設労働組合(委員長職務代行イ・ヨンデ、建設労組)が6月27日に 全面ストライキに突入した。

［出処:チャムセサン資料写真］

建設労組はこれに先立ち、6月25日に記者会見を行い、特殊雇用者の労働基本権 保障、未払い根絶、適正賃金制度導入などを貫徹するために、27日から無期限 全面ストライキに突入すると明らかにした。

『特殊雇用労働者』に分類される貨物連帯労働者が25日、全面ストに突入した のに続き、建設労組もストライキに突入し、特殊雇用労働者の闘争はさらに拡 がりそうだ。現在、建設労組は、△特殊雇用労働者労働基本権争奪△建設機械 賃貸料および建設労働者賃金未払い根絶△建設機械標準賃貸借契約書義務作成 など18項目の対政府要求を発表している。

建設労組の関係者は「スト初日の27日には建設労組指導部が現場を巡回して、 ストライキの参加を促す予定」とし「28日の午前9時からは全国各地の大規模 現場で集会が続く」と明らかにした。

現在もストライキ参加の規模が正確に集計されていないが、労組側は明日から 最低50万の建設労働者が仕事を止めると予想している。特に28日の民主労総警告 スト集会に先立ち、建設労組の組合員2万人がソウル上京闘争をする予定だ。

現在、建設労組は18項目の対政府要求を中心に、国土海洋部、雇用労働部との 交渉を進めている。建設労組の関係者は「初めは政府と交渉がなかったけれど、 6月5日建設労組が全国同時多発記者会見でストライキを広報してから政府側か ら交渉要請が入ってきた」とし「現在、労組の主な要求である特殊雇用労働者 の労働基本権、建設労働者未払い問題などを含む建設産業基本権改正に対する 交渉を進行中」と明らかにした。

一方、貨物、建設労働者が共同ストに突入し、特殊雇用労働者の労働基本権の 保障の要求はさらに拡大しそうだ。

建設労組の関係者は「貨物と建設労組の同時多発共同闘争で、特殊雇用問題が 単に一つの産業だけの問題ではなく、全般的な社会的問題であることが公論化 されるだろう」とし「また、さまざまな産業の労働者も特殊雇用労働者労災の 全面適用などの労働基本権保障のため、さまざまな要求が拡大するだろう」と 明らかにした。

また貨物と建設の全面ストが続き、28日に予告された民主労総警告ストライキ にもはずみがつく。民主労総は28日午後5時、国会前で△非正規職撤廃、△整理 解雇撤廃、△労働法再改正の三大要求争奪を掲げ『民主労総ストライキ勝利 決意大会』を開催する。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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