本文の先頭へ
韓国:国民日報、業務に復帰した労組に弾圧の試み
Home 検索

国民日報、業務に復帰した労組に弾圧の試み

「受け入れる部署長がいない」と待機発令...「労組の集会に参加すれば懲戒」見えすいた脅し

ソン・ジフン記者 2012.06.21 16:22

国民日報労組は173日間のストライキを終えたが、国民日報使用者側は労組員に 地方発令と待機発令、集会源泉封鎖など、労組弾圧を疑わせる人事措置を繰り 返しており、議論が強まっている。

国民日報労組はストライキ後、業務復帰初日の6月14日、自律的な祈祷会方式の 集会を準備したが、使用者側は参席者を懲戒するとし、集会を源泉遮断した。 また、労組脱退を拒否し続けた販売局所属の組合員2人を地方に発令し、編集局 組版チーム組合員には他部署への転出措置を下した。18日には、『受け入れる 部署長がいない』という理由で、労組員6人に待機発令を措置した。

これに国民日報労組は、組合員が集団で休暇を申請する年次休暇闘争をしよう としたが、国民日報使用者側は休暇を承認しなかった。

全国言論労働組合は国民日報のこうした状況を『労組弾圧の動き』と規定し、 6月21日午前、ソウル地方検察庁の前で記者会見を開き、「共生的な労使関係の ための労組の善意を古草履のように捨てた国民日報経営陣を強く糾弾し、不当 な労組弾圧を即刻中断しろ」と主張した。

言論労組は記者会見を行い、国民日報経営陣が「173日間のストライキにも新聞 の発行には支障がないと虚勢を張っていた者が、3日間の組合員の年休で正常な 紙面の製作と会社運営に莫大な支障を招くという矛盾した理由をあげる浅はか な態度を見せている」と主張した。

言論労組は続いて、国民日報のチョ・ミンジェ会長が約1億3千万ウォンの新聞 発展基金を横領した疑いで捜査を受けている事実に言及し、検察は即刻チョ・ ミンジェ会長を拘束し、徹底的に捜査しろと要求した。

ク・ヨンフェCBS支部長は「新聞発展基金は韓国のすべての言論労働者が努力し て確保したものだ。新聞発展基金の横領は、彼には資格がないという事実を示 すもの」とし「国民日報のチョ・ミンジェ会長は自主的に国民日報を離れて、 経営陣は労使を和合させ、広い気持ちでゆるす経営をしろ」と主張した。

先日ストライキを終わらせて業務に復帰したKBS本部のキム・ヒョンソク本部長 も、「合意と約束を守らない者には復讐という方法しかない」とし、「約束を 守らない者には応分の代価を払わせなければならない」と話した。キム本部長 は「KBSも復帰以後、合意履行の戦いを続けているが戦績は悪くない」と述べた。

言論労組は「公正報道実現に献身するMBC労組執行部5人に対して2回も拘束令状 を請求した検察が、実定法に違反した人を拘束しない理由は存在しない」とし、 労組弾圧と公金横領、背任などを理由に検察に「即刻、チョ・ミンジェ会長を 拘束起訴し、法の審判台に立たせろ」と主張した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-06-22 09:59:08 / Last modified on 2012-06-22 09:59:08 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について