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韓国:棄却2週間後にMBC労組執行部の拘束令状を再申請
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棄却2週間後にMBC労組執行部の拘束令状を再申請

拘束令状が棄却されてから2週間後に電撃申請…労組「キム・ジェチョル世論の悪化を防ぐずるいやり方」

イ・ジェジン記者 | jinpress@mediatoday.co.kr

ソウルの永登浦警察署が6月5日、MBC労働組合のチョン・ヨンハ委員長をはじめ イ・ヨンマ広報局長、カン・ジウン事務局長、キム・ミンシク副委員長、チャン・ ジェフン政策交渉局長の労組執行部5人に対し、業務妨害の容疑で拘束令状を 再申請した。5月21日にソウル南部地方裁判所は「証拠の隠滅や逃走の憂慮がない」 と令状を棄却してから16日後だ。

永登浦警察署関係者は「拘束令状再申請の理由は、21日の拘束令状が棄却され た時、法院が労組の事態解決の努力などを考慮したが、その部分について捜査 検討が終わり、申請することになった」とし「今日中に申請する予定」と明ら かにした。MBC労組はすぐ7日〜8日の令状実質審査に臨む予定だと明らかにした。

令状実質審査では、固着化したストライキの局面で、事態解決のためにMBC労組 がどれだけ努力したのかという判断が優先されるものと見られる。ソウル南部 地方裁判所は21日に拘束令状を棄却した理由は、被疑者がストライキ事態解決 に努力するという点が認められたためだ。

MBC労働組合は、拘束令状の棄却からわずか2週間で拘束令状が再申請されたこ とについて、労組活動を源泉封鎖する工作だと強く反発している。

特に令状棄却以後、パク・ソンホ記者会長を解雇して重懲戒と大規模待機発令 をするなど、強硬な立場を取る使用者側の一連の動きと歩調を合わせた捜査当局 の「弾圧」だと、さらに強く批判した。

MBC労組はまた「先週の金曜に労組は使用者側に公式に対話を要請し、使用者側 もこれを受け入れた状態なので、警察の拘束令状再申請はやっと始まろうとし ていた交渉に冷水を浴びせることになった」と指摘した。

今回の拘束令状再申請は、キム・ジェチョル社長への非難の世論を遮断する 性格も強いというのがMBC労組の判断だ。

MBC労組は「警察がこれほど無理に労組執行部の令状を再申請したのは、キム・ ジェチョル社長の退陣圧迫の世論が悪化することを防ぐ卑怯な方法だと解釈さ れる」と批判した。MBC労組は5月30日から全国各地で行われたキム・ジェチョル 社長拘束捜査要求署名運動が1万人を突破するなど、熱い熱気を見せていると伝 えた。

▲先月21日夜10時頃、MBC労組執行部五人がソウル、永登浦警察署で拘束令状実質審査を終えて出てきている。イ・チヨル記者truth710@

しかし、3回の告発が行われたキム・ジェチョル社長への捜査は、現在も進展を 見せていない。MBC労組は3月から業務上背任容疑で告訴したのに続き、キム社長 とJ氏に対する20億ウォン特典支援とアパート共同購買の疑惑など、特定経済加重 処罰法の業務上背任容疑と不動産実名制法違反などの容疑で追加で告発した。

MBC労組は「ソウルの永登浦警察署が今すぐ拘束令状を申請する対象は、労組の 執行部ではなく、続々と犯罪の容疑があらわれているキム・ジェチョル社長」 とし「これだけが4か月続くMBCストライキを解決する最も速く正しい道」だと 明らかにした。

入力:2012-06-0515:51:33 公開:2012.06.0516:04:25

原文(メディア・オヌル)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作権:この記事の原著作権は、韓国のインターネット新聞メディアオヌルが保有しています。この記事はメディアオヌルの許可を得て翻訳・掲載したものです。本記事および文中の写真・図表の利用や転載などについてのお問い合わせはメディアオヌル宛にご連絡ください。


Created byStaff. Created on 2012-06-05 17:44:19 / Last modified on 2012-06-05 22:50:03 Copyright: All Right Reserved

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