本文の先頭へ
韓国:貨物・建設労組、6月末〜7月初め全面スト闘争に突入
Home 検索

貨物・建設労組、6月末〜7月初め全面スト闘争に突入

建設労組、6月27日無期限全面スト...29日に貨物、建設共同闘争決意大会を開催

ユン・ジヨン記者 2012.05.29 17:10

民主労総建設産業連盟建設労組(建設労組)と公共運輸労組貨物連帯本部(貨物連帯) は、6月末から7月初め全面ストライキに入る計画だ。

建設労組と貨物連帯幹部約2千人は、5月29日午後2時、汝矣島産業銀行の前で 『2012年建設、貨物共闘勝利決意大会』を開いた。彼らは4月23日に共同闘争本部 を結成し、共同要求を掲げて6月末〜7月初め全面ストライキを含む時期集中 総力闘争を決議した。

特に建設労組と貨物連帯は、政府と与野政党に△油類税廃止および石油価格値 下げ、△特殊雇用労働者労働基本権保障、△特殊雇用労働者の労働災害補償保険法 全面適用などを含む要求を伝えたが、政府が回答を出さず、全面ストライキを するほかはないという立場だ。

建設労組の場合、5月22日の4次闘争本部会議で、6月27日から無期限全面ストに 突入すると決めた。特殊雇用労働者として、適用されずにいる労働基本権争奪 と建設現場未払い根絶、標準契約書定着、適正賃金(賃貸料)争奪などの対政府 要求で、全面ストライキをはじめとする総力闘争を始める計画だ。

これにより、建設労組は6月27日の全面ストライキの前に、5月29日から30日まで 2日間の幹部上京闘争による警告ストを行う。30日には大韓建設協会および果川 政府庁舎の前で、大資本、対政府闘争も進める予定だ。

イ・ヨンデ建設労組委員長職務代行は「今日の貨物、建設労働者による警告スト を始め、6月の全面ストライキ闘争にすべての組織を動員する」とし「6月の闘争 は、労働法の死角地帯に追い出された特殊雇用労働者が人間らしく生きる基礎を 作る威力的な闘争になるだろう」と警告した。

貨物連帯も6月末〜7月初めに全面ストを準備している。貨物連帯は全面ストの 日程を予告すると、物量操作による闘争の無力化が憂慮されるため、6月末から 7月初めに奇襲的な全面ストを行う方針だ。

彼らは、△運送料保障のための標準運賃制即刻法制化、△貨物労働者に対する 労災保険全面適用と労働基本権保障、△運送料引き上げと半額石油価格・道路費 実現、△貨物車両1万5の過小評価による増車の試み中断、△財産権保障と奴隷、 不平等契約根絶のための貨物自動車運輸事業法全面再改正を要求条件にしている。

キム・ダルシク貨物連帯本部長は「5月12日、6千500人の組合員が釜山駅に集ま り、6月末の全面ストライキで物流を止めると決議した。D-DAYまであとわずか だ」とし「力強い闘争で物流と建設現場を止め、世の中を変える」と強調した。

民主労総のキム・ヨンフン委員長も「MB政権4年間、747の虚しい公約で最大の 被害を受けた労働者が、今生存権闘争に立ち上がる」とし、「建設、貨物特殊 雇用労働者の労働基本権争奪全面ストを始め、民主労総の8月のゼネストまで 総進軍しよう」と声を高めた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-05-30 02:14:16 / Last modified on 2012-05-30 02:14:19 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について