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韓国:双竜車スト突入3周年... 青瓦台は黙々無返答
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双竜車スト突入3周年... 青瓦台は黙々無返答

「これ以上面談要請はしない。李明博大統領の辞任と処罰を要求する」

ソ・ドンフン(京畿)記者 2012.05.22 22:58

双竜自動車の労働者が使用者側の整理解雇に反対し、工場占拠ストライキに入っ て3年になる5月22日午後、双竜車汎国民対策委員会(対策委)と社会元老などが 青瓦台近くのソウル市鍾路区清雲洞セマウル金庫の前に集まり「双竜車殺人鎮圧 李明博大統領直接解決」を青瓦台に要求した。

彼らはこの日の記者会見で、△双竜車解雇者復職即刻実施、△殺人鎮圧責任者 即刻処罰、△会計操作真相究明責任者処罰、△犠牲者名誉回復と非常対策樹立、 △整理解雇と非正規職撤廃の5項目の要求を発表し、青瓦台の責任ある関係者と の面談を要請するため青瓦台側にデモ行進を試みたが、警察に阻止された。

参加者は「双竜自動車問題の解決のために政界と宗教界など、社会各界各層の 関心が集まっているが、青瓦台だけが無返答だ。責任ある回答を必ず聞く」と し、記者会見を終わせないままセマウル金庫の前で約2時間ほど待ったが、結局 青瓦台からの回答は聞けなかった。

記者会見の司会をした双竜車汎国民対策委員会のキム・テヨン状況室長は、 「われわれはもうこれ以上、ここで李明博大統領に面談を要求しない。私たち の話を聞かないという政府の意思を確認した。今から双竜自動車対策委と社会 の元老は、社会的殺人の責任者である李明博大統領の辞任と処罰を要求する」 とし、今からは面談要請ではなく糾弾の声を高めると述べた。

この日の午前には、双竜車汎国民対策委員会と竜山惨事真相究明委員会が共に 記者会見を行い、竜山撤去民拘束者8人と双竜自動車支部のハン・サンギュン前 支部長の釈放を要求した。現在、拘束されている双竜自動車支部組合員はハン・ サンギュン前支部長1人で、8月に3年の収監生活を終える予定だ。

記者会見に参加したパク・ホミン双竜自動車支部宣伝部長は「3年前工場に入っ た日を思い出すと、一番先にハン・サンギュン前支部長を思い出す。当時、支 部長としてどれほど悩んだだろう。一家の家長として、一緒に暮らすために、 組合員の仲間たちと77日苦しい戦いをしたが、罪人扱いされることに怒りを感 じる。早く健康に私たちのもとに戻るように願う」と残念な心境を語った。

双竜自動車支部のキム・ドクジュン主席副支部長はこの日の記者会見発言で 「私たちの戦いはまだ終わっていない。もう3年という時間が経ち、今年は必ず 工場に帰り、これまでの戦いの成果を出す。また私たちの戦いは、工場に帰る だけでなく、整理解雇と非正規職ない世の中をひらく戦いにする」と覚悟を 約束した。

双竜車汎国民対策委員会は双竜車問題を解決するため、この日、100万署名運動 に突入した。また、汎国民対策委員会はこの日の記者会見で、6月16日を『双竜 自動車解雇者復職のため汎国民行動の日』と宣布し、7月上旬から中旬に全国の 各地域で決意大会を開き、7月の汎国民大会と8月の民主労総ゼネスト闘争に続 けていくと明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-05-23 23:58:00 / Last modified on 2012-05-23 23:58:10 Copyright: Default

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