韓国:無期契約給食調理員を解雇...京畿教育庁で座り込みに突入 | |
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無期契約給食調理員を解雇...京畿教育庁で座り込みに突入石泉初解雇労働者、「解雇を簡単に考える教育界が恐ろしい」...京畿教育監に解決を要求
ウ・ヨンヘ(京畿)記者 2012.02.29 16:29
富川の石泉小学校給食室で調理員として働いていた労働者が不当解雇されたとし、 京畿道教育庁で3日間座り込みを続けている。だが、京畿道教育庁と富川教育 支援庁、富川石泉小学校当局が互いに責任を転嫁しており、議論が予想される。 ▲[写真:オム・ミョンファン]28日夜、京畿教育庁2階で座り込みをする組合員たち 仕事はそのまま、人が減り、労働強化2月27日の夜、富川石泉小学校(以下石泉小学校)無期契約解雇者と全国学校非正規職 労働組合京畿支部(以下 学非労組)富川石泉小学校分会組合員約10人が、「キム・ サンゴン教育監が不当解雇を解決しろ」とし、2階ロビーで座り込みに突入した。 学非労組によれば、昨年12月、石泉小学校は学生数の減少で12人の労働者のうち 1人の解雇方針を明らかにした。給食室配置基準によれば、学生数1600人当たり 11人の調理員をおくことになっているが、石泉小学校側は2012年学生数が1530人に 減り、11人にするために1月31日、1人に解雇を通知した。 学非労組によれば、「石泉小学校は毎年学生数が減少し、2009年に14人だった 調理員が毎年1人ずつ解雇され、結局昨年12人が働いてきた。だが、仕事は全く 同じでも人が抜けて、むしろ労働強度が強まり、劣悪な労働環境で働いてきた」 と説明した。 続いて「今年、また1人が解雇されれば、給食室と教室共同陪食をするので労働 強度ははるかに高まる」とし、労働強度が強まることに憂慮を現わした。 また「給食経費予算が学校側の主張のとおり食品費75%、人件費14%、運営費 11%で執行した場合、2012年予算で人件費として1000万ウォンが残る」とし、 「石泉小学校は2011年にも人件費1800万ウォンが残り、結局人件費を食品費に 転換した」とし、1人当り80万ウォンの賃金を受ける調理員労働者を契約できない 理由はないと主張した。 校長の意志が雇用維持かどうか、教育庁-学校責任逃れ? 教育庁は管理監督できないのか?▲[写真:オム・ミョンファン]28日午後10時50分頃石泉小学校調理員の座り込みの知らせを聞き支持訪問に来た人を教育庁が正門を閉じて封鎖した。これに抗議する組合員 学非京畿支部によれば「石泉小学校長は、京畿道教育庁の給食室配置基準より 多くの人員を配置すれば監査されるといったが、富川教育支援庁(富川支庁)は 『そんなことはない』と言った」と明らかにした。 また、彼らは「道教育庁と富川支庁担当者は、『この問題は、校長の裁量だ。 十分に説得できる』と話し、解決を約束した」と説明した。 さらに学非京畿支部によれば、「富川支庁は『国庫支援が4人分にならなければ ならないが、労働強度が強いことを考慮して、5人分を支援している』とし、1人 が雇用できない理由はないと言った」とし、解雇が不当であることを強調した。 続いて彼らは「だが、その道教育庁と富川支庁の担当者は石泉小学校を訪問し、 むしろ解決するどころか、学校長の理由で責任を回避しようとしている」とし、 学校側と道教育庁が責任を転嫁しあっていると糾弾した。 学校側が『解雇しない』という約束を破り解雇通知などの非常識な態度石泉小学校学校側との交渉、面談に参加したユン・ヘンヨン学非労組京畿支部長は 交渉の過程について「12月、学校当局の解雇方針を知って対話要請をした。だが 校長はこれを拒否して会わなかった。1月16日、行政室に校長面談公文書を発送 したが、やはり校長の体調不良を理由に成功しなかった」とし、学校が対話を しようとしなかったことを吐露した。 続いて「1月30日、人事委員会が午後に予定されていたので、午前に校長、行政 室長と面談した。この場で校長は労組側の対話の要求に『解雇をしない』と 約束した。だが、すぐ翌日の31日に解雇通知をした」とし、校長が約束を 守らなかったと糾弾した。 ユン・ヘンヨン京畿支部長は「学校側は2月2日、学校運営委員会を開き、参加 した父兄に『規定上10人を雇用しなければならないが11人を雇用する』とし、 運営委員の意見を聞くようなふりをしつつ、事実と違う話で運営委決定事項を 作った」とし、石泉小学校が言葉を変え続けていると主張した。 彼は「以後、学校側は父兄約20人を給食に参加させて監視させ、10分単位で 業務内訳を報告させるなど、非常識な態度で弾圧を続けてきた」とし、「さらに、 来年の契約の時、『労働組合の主導者を探して解雇する』という言葉をはばから なかった」と学校側の態度に怒りを表した。 最後にユン・ヘンヨン京畿支部長は、「学校は解雇不可を話しつつ、『京畿 教育監の意見を聞いてきたら変えてみる』と話した」とし、「今キム・サンゴン 教育監がこの問題を解決する時だ」とし、キム・サンゴン教育監が動くよう 要求した。 毎年繰返される学校非正規職労働者解雇、教育庁が解決の意志を明らかにせよ▲京畿道教育庁ロビーで記者会見する参加者たち ▲29日午前10時、京畿道教育庁ロビーで記者会見をしようとすると、教育庁職員が参加者を制止し、小競り合いになった。これにより記者会見が30分ほど遅れた。 学非労組京畿支部と民主労総京畿道本部は29日午前10時30分頃、京畿道教育庁 のロビーで『石泉小学校雇用安定整理解雇解決』のためにキム・サンゴン教育監 が動けと要求する緊急記者会見を行った。 ソン・ジョンヒョン民主労総京畿道本部長は「毎年1〜2月は学校非正規職労働者が 解雇の不安に苦しむ。50、40代の学校非正規労働者数千名が解雇の岐路に立って いる」とし、学校非正規職解雇問題が毎年反復されていることを指摘した。 彼は「京畿道教育庁の革新学校などの政策は、学校構成員が共に享受するべきだ」 とし、「非正規職労働者の不合理な労働の現実を京畿道教育庁が変えろ」と注文した。 また彼は「教育の場で、何の罪悪感もなく公然と解雇を行う現実に怒る」と強く 糾弾した。 石泉小学校から解雇通知を受けた当事者のイ・ジニ氏は「3年働いて、初めは 仕事の労働強度が高く、とてもつらかった。次第に慣れてきたのに解雇通知が あった。無期契約職というが、現場での雇用保障は全くない」と吐露した。 彼は「仕事はつらいが自負心を持って働いた。だが、学校側は解雇をとても 簡単に考えている。本当に恐ろしい。そして全く回避の努力はしようともしない ことに腹が立つ」と声を高めた。 一方、富川石泉小学校行政室と道教育庁、富川教育支庁の意見と事実を確認する ために電話を試みたが、担当者の会議出席と出張などの理由で通話ができなかった。 だが、道教育庁との通話の過程で担当部署の職員が『対策会議』をしていると言い、 今回の富川石泉小学校の件に関する対策会議が行なわれているものと見られる。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2012-03-01 03:01:08 / Last modified on 2012-03-01 03:01:10 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |