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MBC労組「公営放送MBC」は死んだ

MBC労組、現MBCは不公正放送を埋め、国民に戻る

ウ・ヨンヘ(京畿)記者 2012.02.03 18:55

ストライキ5日目をむかえる言論労組MBC(MBC)本部ソウル支部(以下MBC本部)が 『公営放送MBCは死んだ』として路祭を行い、国民放送に戻ることを約束した。

▲変質した「公正放送MBC」の遺影

2月3日午後3時30分、MBC本部の組合員約400人と市民は、明洞芸術劇場前に集ま り『公営放送MBC』の遺影を作り、路祭を行なって遺影を掲げ、明洞一帯を行進 した。また彼らは遺影を土に埋めて国民の放送として生まれ変わるパフォーマ ンスを行った。

MBC本部は追悼文で「公正放送、言論独立の魂がすべて消え、高位の為政者が キム・ジェチョルという病原菌を植え、結局言うべきことが言えない重病に かかり、今日の死を迎えた」と悲痛な気持ちを表わした。

続いて追悼文は「だが今の死は、新しい誕生の開始」とし、「多くの国民の願 いと労働組合の血と涙が、いつも国民とともに代弁し、公正放送、独立した 放送として生れる」と強調した。

▲路祭を終えた組合員が一列になって明洞市内をデモ行進している

チョン・ヨンハMBC本部長は発言で「今日、胸が張り裂けそうな路祭を行なって いる」と沈痛そうに語った。

彼は続いて「没落したMBCは路祭で終わらない。国民の中に戻れるかどうかは、 私たちMBC労働者の課題であり、国民の皆さんの支持と共にする」と強調して、 「今日を基点に国民の皆様がわれわれ労働組合の真正性を認め、MBCが公正放送 として生れ変われるように支持して下さい」と、関心と支持を要請した。

また、民主統合党のチョン・ジョンベ議員が路祭に参加して「MBCが公正放送と して新しく出直すことを望む」と支持発言をした。

チョン・ジョンベ議員は「今のMBCの現実について国民の前に跪いて謝ろうとい う気持ちできた」と話した。続いて「公営放送と言論の自由を守るために戦う MBCの労働者の闘争は正当だ」とし、「公正放送を国民に取り戻してくれると 信じる」と励ました。

▲MBC組合員が献花して発言

路祭は、MBC組合員の献花と発言に続いた。

最初に献花をした『MBC創社50周年特集ドキュメンタリー南極の涙』を製作中の キム・ジェヨン ディレクターは、「今、編集室にいなければならないが、 こうして出てくることになった」と発言を始めた。

キム ディレクターは「南極から戻り、南極がどれほど寒かったのかと聞かれる。 だが、帰ってみると、放送の現実は南極より寒い」と話した。彼は「こうした 現実をこれからはもうこれ以上作らないようにするために出てきた」とし、 「南極にも春はくる。放送の現実にも春がくることを期待する」と強調した。

報道局で働くある組合員は「昨日インターネットに入ると、問い合わせの内容 は、どんな芸能番組が放送されないか、どんなドラマが放送されないかという 質問だった。だがニュースデスクが15分で編成されたことについては、どうせ 天気予報しか見ないから関係ないという反応だった」とし、落ちた信頼を残念 だと述べた。彼は「MBCはもう崩れて死んでしまった。公正放送、国民の放送と して出直すために私たち皆が『死即生』の覚悟で戦い抜こう」と意志を述べた。

入社して1年の映像1部で働く新入生組合員は「長い間夢見たMBCに入ってきた。 周囲が祝ってくれたが、キム・ジェチョル社長がいることを心配する声をたく さん聞いた」とし、「初めてのストライキを経験するが、MBCが公正放送として 出直せるように頑張りたい」と話した。

▲不公正放送MBCを土に埋め、国民の放送として生まかわる「公正放送MBC」という内容のパフォーマンス

一方、MBC本部は毎日午後2時にMBC社屋ロビー『民主の場所』でストライキ決意 大会を行なっている。また、2月7日火曜の午前には、KBS労働組合、YTN労働組合、 MBC労働組合が3社共同の闘争宣布記者会見を開く計画だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-02-03 22:48:50 / Last modified on 2012-02-03 22:49:33 Copyright: Default

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