二大労総の公共部門労働者2万5千が総決起闘争へ

民主労総韓国ガス公社支部、社会保障機関労組がストライキに突入

公共部門の労働者が総決起闘争に立ち上がった。二大労総の公共部門労働者、 2万5千人は10月31日午後3時、汝矣島広場で『公共部門労働者総力闘争決意大会』 を開いた。総決起闘争と共に、韓国都市ガス公社労組と全国社会保障機関労組は 全面ストに突入した。

［出処:キム・ヨンウク記者］

彼らは李明博政権をはじめとする次期大統領選候補に、△予算編成指針要求案 撤回、△対政府交渉争奪、△社会公共性強化などの要求事項を伝えた。

決意大会には民主労総公共運輸労組連盟と韓国労総公共連盟、民主労総保健 医療労組と事務金融連盟、韓国労総金融労組の5つの公共部門連盟と連帯単位、 各政党大統領候補が参加した。

公共運輸労組連盟のイ・サンム委員長は大会発言で「私たちの公共機関労組は 今年を『政府賃金闘争』の元年にした」とし「毎年物価上昇率に満たない賃上 げによる実質賃金削減、公共機関間賃金格差拡大、成果賃金制強要、非正規職 処遇改善も統制するなど、問題だらけの予算編成指針を変更しろという要求」 と説明した。

続いて「鉄道、ガス、空港、医療など全方向的な民営化が進み、労働者の力で 防ぐために私たちが立ち上がった」とし「今日、総決起、全面ストに立ち向かう われわれ公共部門労働者の要求は組合員の要求だけでなく、全国民的な要求」 と強調した。

公共連盟のイ・インサン委員長は「政府が今のように公共機関統制を続ければ、 公共部門労組の交渉パートナーは政府だ」とし「労組法改正を通して、超企業 単位労組代表者と汎政府および地方自治体を包括する政府交渉代表間交渉の形 で労政交渉の枠組みを作らなければならない」と要求した。

文在寅(ムン・ジェイン)民主統合党大統領候補と李正姫(イ・ジョンヒ)統合進歩党 大統領候補、沈(シム)サンジョン進歩正義党大統領候補も参加した。

文在寅候補は「李明博、セヌリ党政権の5年は、公共性は徹底的に無視して利益 だけを取り、人はなくて労働は過小評価される暗黒期だった」とし△公共機関 の民主的な運営の強化と労働界の実質的な参加の保障、△公共機関民営化全面 再検討、△国際基準に準じた公共機関労使関係の構築、△不当解雇労働者原職 復帰、△公共機関の非正規職削減、△公共機関定員規則の合理的再調整、正規職 新規採用拡大を約束した。

沈サンジョン候補は「公企業の民営化推進を中断し、非正規職を量産する総額 人件費制と公共機関の運営を壊し、公共性を揺さぶる企画財政部の『公共機関 予算編成指針』、『経営評価』制度を改革しなければならない」とし「これら は今回の大統領選挙で必ず解決し、守るべき基本的な要求で、必須の公約」と 強調した。

李正姫候補は「進歩的政権交替が実現すれば、統合進歩党は公共政策の致命的 障害になる韓米FTAを廃棄させる」とし「そして企画財政部長官は最初の任務と して、売却、民間委託をはじめすべての公共機関民営化政策を廃棄する」と強調した。

安哲秀無所属候補は映像を通じメッセージを伝えた。安候補は「現政権の公共 部門先進化政策は、国民生活の役に立たない」とし「公共部門労働者は経済、 社会的な格差を縮小する新しい未来に向かう最前線に立っているので、今後も 方向提示をお願いする」と伝えた。

▲決意大会の入場を待つ文在寅民主統合党候補に民主労総全北バス労組関係者が民主統合党がバス労働者を無視しているというプラカードを持って抗議している。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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