![]() |
韓国:[4次希望バス](3)不安定労働は私たち皆の問題 | ||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(報告) ・レイバーネットTV ・あるくラジオ(2/23) ・川柳班(投句受付中) ・ブッククラブ(3/20) ・シネクラブ(2/2) ・ねりまの会(1/31) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第98回(2025/1/10) ●〔週刊 本の発見〕第377回(2025/2/13) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2025/2/4) ●川柳「笑い茸」NO.159(2025/1/27) ●フランス発・グローバルニュース番外編(2025/2/2) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第98回(2025/2/18) ●「美術館めぐり」第7回(2025/1/27) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
「障害者を人間の盾にするチンピラバス? 笑わせるよ」[4次希望バス](3)不安定労働は私たち皆の問題
イ・ウンギョン(全国障害者差別連帯) 2011.08.20 20:37
7月9日、第2次希望バスが影島に到着した日、50人以上の障害者がその場に集ま りました。『障害者と非正規職闘争の現場』という異色な場面だからか、多く のマスコミが写真を撮りインタビューを要請しました。そうして2次希望バスが 終わり、7月18日に大漢門前、韓進重工業整理解雇撤回と非正規職撤廃のための 断食座り込み場に一群の人が集まりました。父母連合会会員の皆さんでした。 彼らが持ってきた、希望バスは絶望バス、というプラカードの中に「障害者を 人間の盾に利用するチンピラバス」というプラカードが見えました。失笑を買っ たその文句には、実は障害者と労働への多くのことが含まれています。 ![]() 韓国社会のいわゆる重症障害者が普通、労働と出会う方法はこうです。福祉館 などの機関で職業リハビリ訓練を懸命に受けます。だがあまり職種は多くなく、 単純な部品組み立て、単純加工、製菓製パン技術などなので、自分の適性に合 う技術を収得できるケースはあまりありません。ここで一定の訓練を受けて、 保護作業場などの職業リハビリ施設や社会的企業など生産力の増大と利益追求 より障害者の社会活動参加を高めることを目的とする機関に空席があれば連係 されます。しかしこうした職業リハビリ施設で働く障害者の平均賃金は24万ウォ ンです。信じられますか? 1か月の賃金が24万ウォンということが。その理由は 障害者は勤労基準法上、最低賃金の適用対象から除外されているためです。 表面から見える問題は、これだけではありません。雨後の筍のように生まれる 社会的企業も、利益が出なければ政府の支援がなくなり、廃業したり借金をし ながら維持するケースがほとんどです。当然ここで働く障害者はいつ解雇され てもおかしくありません。しかし重症の障害者がこうして入れる施設と企業は 非常に限られており、待機者が列を作っています。もちろん一般企業も障害者 を入れる制度があります。障害者義務雇用率というものがあって、一般企業は 全職員の2%、公企業は3%を障害者を雇用しなければなりません。これを守らな ければ罰金を払わなければなりません。多くの企業は罰金を払います。罰金が 少ないからでしょう。公企業も義務雇用率を守らないのは全く同じです。 とにかく、罰金を払うとその罰金で障害者を雇用する企業に障害者雇用奨励金 が支払われます。ここで矛盾が見えませんか? 企業がたくさん障害者を雇用す ると罰金が減るので、雇用奨励金で支払われる予算が少なくなります。こうし た矛盾的な制度を直すよう、何年も提起しているのですが相変らず政府は義務 雇用率に違反する企業に賦課する罰金を上げることも、障害者雇用のため安定 した予算を確保することにも何の意志もありません。 『一般的な』『非障害』『男性』程度の労働力を平均として社会構成員として の資格を付与し、一人の人間の人間らしい生よりも企業の利益が社会の利益に 還元される社会がまさに韓国社会です。どこの誰よりも不安定な労働の真ん中 にいる障害者が、非正規職の現実に共に鬱憤を爆発させるのは、あるいは当然 でしょう。ところがそんな私たちが防壁の盾として利用される人になりました。 相変らず障害者は受動的で、一人では何もできない存在だという烙印が、父母 連帯会議のプラカードの文句にそのまま含まれていたのです。こうした共感と 公憤で、障害者運動家も参加にした2次希望バスの後、3次希望バスにもやはり 参加しました。その前日まで3日間の障害者運動活動家大会でへとへとになった 状態で、また私たちは影島に集まりました。そして共にシュプレヒコールをあ げ、共に歌を歌い、お励ましあいました。韓国の不安定な労働で苦しむ人々の 苦痛が私たちの苦痛で、彼らの苦痛をなくすことがまさに私たちの現実を変え るからです。 ![]() また4次希望のバスが始まりました。当然私たちもこの席に参加します。いくら 強固な壁でも、多くの人が集まれば押し倒せるということを学び、経験したた めでしょう。ああ! そしてこの希望のバスの波に全国各地の障害者も闘争して います。ソウル市庁駅地下で障害者の自立生活と移動権保障のためのテント座 り込みが、釜山市庁広場の前で障害者生存権確保のためのテント座り込みが、 京畿道水原駅の前で障害者移動権保障のためのテント座り込みが数日間行なわ れています。時間があれば、なければ時間をこっそり作って座込場に立ち寄っ てください。互いに力をわけあう場になるでしょう。 では全国の塩の花様、8月27日にお目にかかりましょう! 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2011-08-21 13:58:00 / Last modified on 2011-08-21 13:58:05 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |