韓国:ユソン企業拘束者「警察が集団殴打...監獄で鎮痛剤だけ」 | |
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「警察が集団殴打...監獄で鎮痛剤だけ」ユソン企業拘束者全治4週の診断を受けて拘置所行...生活破綻
特別取材チーム 2011.08.05 21:31
「私服を着た刑事が私を見るとすぐ足をかけて倒し、10人ほどが駆け寄り集団 で殴打しました」。 天安拘置所に収監されているユソン企業嶺東支会組合員のチェ・ヒチャン氏は ギブスをした足を引いて面会場に入った。チェ氏はメディア忠清とのインタ ビューで、警察に殴打され、肋骨骨折、足首の靭帯と膝靭帯破裂、肉離れなど の深刻な傷を負ったと主張した。また、きちんと治療を受けられないまま拘束 された。 ![]() チェ氏によれば、6月22日の夜、ユソン企業工場の前で警察と労働者が衝突した 時、陸橋近くのB高速バス事務室駐車場にいる人が組合員だと思い会いに行った。 だがそこにいた人は組合員ではなく私服刑事であった。 「警官が私を殴打して手錠をかけようとしたが、左手首に包帯が巻かれている ので手錠をかけられませんでした。すると突然、左足首を掴んで折り、とても 痛くて大声を出すと『大声を出せば折る』と脅迫しました」。 その後、ソウルのある病院で全治4週の診断を受けて入院治療中に、警察が拘束 令状を申請、6月30日に法院が拘束を決めた。当時忠清南道頃は異例の127人で 構成された合同捜査本部を設置、労働者検挙を行い、労組は『むちゃくちゃな 捜査』と『公安弾圧』を止めろと主張した。 チェ氏は、拘置所で鎮痛剤だけで痛みをなだめている。苦痛で眠れず、疲れた ようすが歴然としていた。面会した組合員もとても痩せたと心配した。 「病院で3〜4週間でよくなると言われたが、ますます痛くなりました。夜、よ く眠れず、目が覚めて痛くて時々声もあげて... 監獄では治療できず薬を飲ん でいますが、鎮痛剤だけです。拘置所がくれる某会社の鎮痛剤では私にあいま せん」。 チェ氏の心配はここで終わらなかった。彼は母親と夫人をとても心配していた。 チェ氏の母親は持病を抱えており、しばしば入院しなければならない状況で、 夫人は深刻な憂鬱症を抱えている。 「お母さんが一年に15回〜20回は入院するので毎月100万ウォン以上の病院費が かかりますが、病院に行かないと大変なことになるのでとても心配です。また 以前、支会の機関誌で双竜自動車家族対策委員会の話を聞いて恐ろしかったの ですが、私の妻は憂鬱症を抱えているためです。前に自殺も試みたし、今でも 医師は一人でいるのは危険だといって、仁川の親戚の家で過ごします」。 面会時間が終わりに近付き、数字の『1』が点滅しはじめると、チェ氏の話は速 くなり始めた。彼は組合員たちに「最後まで座込場を守ってくれ。みんな肩を 組めば勝利できる」と伝えた。 ![]() ▲22日夜間衝突当時、警察は催涙液を混ぜた放水車とサーチライト、盾、こん棒を動員して、労組員を鎮圧した。[出処:金属労組] 一方、ユソン企業支会は早期の治療のために病気保釈を法院に申請する予定だ。 忠南労働人権センターのパン・ヒョフン所長は「今回の事件は警察の過剰対応 で起きた。みじめだ。執行部でもない一般の組合員なのに全治4週の患者をそこ までして拘束しなければいけないのか疑問だ。はやく出られるように多くの人々 が努力をしよう」と話した。 ユソン企業嶺東支会のユク・ヨンス労安部長は「職場閉鎖は不法だから今回の 過程で起きたすべての被害は使用者側に法的責任を問う」とし「ひき逃げ事件 や用役警備による暴力事件も、全てはユソン企業の攻撃的職場閉鎖から始まっ たため」と批判した。 一方、5月18日のユソン企業の職場閉鎖以後、労組幹部と支援の労働者計7人が 拘束され、3人に逮捕令状が発行されている。反面ユソン企業会社は、まだ何の 法的処罰も受けていない。(記事提携=メディア忠清) 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2011-08-07 00:54:06 / Last modified on 2011-08-07 00:54:07 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |