韓国:ユソン企業労働者、用役・警察と衝突 | |||||||
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[3信]警察、ユソン企業組合員解散命令、抗議牙山工場近隣で午後7時に連帯労働者とキャンドル文化祭
特別取材チーム 2011.06.22 08:43
ユソン企業労使が朝7時から衝突し対峙している中で、警察兵力が労働者に解散 を命令し、ユソン企業支会組合員と警察の間で摩擦があった。警察の関係者に よれば、この日18中隊、1800人ほどの警察がユソン企業に集まり、警察はショ ベルカーを動員して上から労働者たちを採証した。 会社が物量搬出を試みたことで触発された労使の衝突は午後6時まで続いており、 警察は午後5時頃、解散しなければ『司法処理』とすると支会に警告放送した。 午後7時、建設労組などが参加するキャンドル文化祭が予定されていて、警察が 早期収拾を試みたものと見られる。 午後5時20分頃、正門で対峙していたユソン企業支会組合員、金属労組所属幹部、 地域の支援労働者は、警察の解散命令により陸橋に集まって正門を通って集会 申告場所に行こうとしたが、警察が妨害したため労働者たちは抗議して座り込んだ。 集会が申告された場所は、ユソン企業から近い会社『イルソク』の付近で、 ユソン企業牙山工場正門から50メートルほど離れた場所だ。 警察兵力約500人が正門の前から集会申告場所と反対方向の陸橋方向へと約100 メートル降りてきて、労働者たちを防いでいる。 ユソン企業支会の組合員たちは「今日私たちの同僚20人が傷ついた。なぜ私た ちを防ぐのか」と強く警察を非難した。また、「会社は挑発を続け、労働者と の衝突を誘発し、警察を呼び入れている」とし「私たちの要求は正当で、合法 なストライキだ。用役業者職員が消火器を噴射し、消火器や石を投げたのに、 警察は労働者だけを弾圧する」と声を高めた。 一方、消火器を噴射して角材を振り回し、労働者に暴行したCJセキュリティの 用役業者職員は、警察が労働者を阻止すると、また正門から20メートルほど 出てきて武装した。 午後6時15分現在、労働者は正門と反対方向の道路側に動き、集会申告場所に 移動している。 [2信]ユソン企業戦場...労使対峙継続警察兵力400人余りを配置...「製品を出そうとして暴行」抗議ユソン企業が22日午前7時頃CJセキュリティ用役業者の職員を動員し、生産した 自動車部品を搬出しようと試み、これを阻止しようとしたユソン企業支会(金属 労組所属)組合員と激しく衝突した。 午後12時30分現在も牙山工場前では労使の対峙が続いており、午前9時30分から 警察4中隊約400人が工場に到着、正門双方と工場周辺に待機している。 激しい衝突で負傷者が続出し、事態は簡単に落ち着きそうもない。 ▲CJセキュリティ用役業者職員は竹槍、鉄パイプを振り回し、消火器と放水銃を噴射した 支会は一括復帰と出勤を要求して交渉を要請したが、会社はこれを拒否したた め、毎日正門、裏門の前で座り込みをしていた。この中で今朝、武装した用役 業者の職員がコンテナを動かして部品の搬出を試み、支会の組合員が激しく 抵抗した。忠清南道と雇用労働部が対話を斡旋するためにユソン企業を訪問して わずか二日後の出来事だ。 用役業者の職員は鉄パイプと角材、竹槍を振り回し、消火器と消防ホースで連 結した放水銃を撃った。用役業者職員が投げた消火器や石に当たった労働者20 人が病院に緊急移送された。確認の結果、頬骨陥没、顔面整形などの重傷だ。 ▲レンガを持つ用役業者職員 労働者が負傷したことで、労働者の家族も牙山工場の前に集まっている。家族 対策委所属のアン・ミラ氏は涙を流しながら、正門の前で落ち着かない様子だっ た。アン氏の夫、チョ某氏が頭6針を縫い病院集中治療室に入院、対話もできず、 事態が大きくなることを防ぐために牙山工場に来たという。 アン氏は「病院は、頭の骨が陥没してその中に血が溜まっていると言う。3〜4 日見守って大手術をしなければいけないかもしれないそうだ。後遺症で頭痛、 てんかんになるかも知れないという」と涙を浮かべた。 またアン氏は「面会もできず、夫と対話もできなくてとても腹が立ち、工場に きた。ユソン企業から出てきた21歳の用役と会った。用役が『もう工場に入ら ない』と私と目をあわさずに話した。あどけない顔の子供だった。私の息子と 7歳しか違わず、怒ることもできなくてすぐ家に帰れといった」と伝えた。 ▲労働者の家族が心配そうな表情で牙山工場をながめている。アン・ミラ(右)氏は涙を流し続けていた。 ▲負傷したユソン企業支会組合員 このように負傷者が続出し、衝突が激しくなったため、労働者たちは工場周辺 の鉄条網を切り、正門近くのフェンスを切り工場への進入を試みた。金属労組 忠南支部が労組幹部ユソン企業集結の指針を出し、地域の労働者たちも支会の 組合員と連帯している。 工場の中で待機していた用役業者職員と一部の管理者も正門前に続々と集まり、 人員を増強しており、午後12時から支会組合員と用役業者職員がまた対峙している。 ▲正門の前で体当たりが続いき、工場内も落ち着かない。一部の管理者、復帰した組合員約30人がマスクをかぶり用役の後に立ったりもしたが、現在は用役と支会の組合員だけが対峙している。 この中で警察が民主労総忠南本部バスの車両牽引を試みたため、警察と地域の 労働者たちが抗議した。労働者たちは「会社を保護する警察はいらない、職場 閉鎖をして用役を投入するような不法を行うユソン企業を処罰しろ」と叫んだ。 支会の労働者たちも警察への怒りを表わした。組合員は地面に座り込み、戦闘 警察のバスをからだで防いだ。彼らは「警察は、工場から追い出され、対話で 事態を解決しようという労働者を保護せず、いつも会社側に立って労働者を連行 し解散させる」とし「『公』権力であることを放棄した警察は、事態解決に 全く役に立たない」と批判した。 ▲戦闘警察バスを全身で防ぐ支会組合員。警察への不信をそのまま表わした。 [1信]ユソン企業で激しい衝突、負傷者続出用役動員暴力行使、「製品搬出ために使用者側が強引な方法」職場閉鎖と警察力投入で対立しているユソン企業の労使間で物理的衝突が発生 した。ユソン企業が雇った用役業者『CJセキュリティ』の職員は6月22日午前7 時頃、正門前のコンテナを動かして正門の外に出てきた。彼らは鉄パイプ、盾、 ヘルメット等で武装をしていた。 おりしも一括復帰と出勤を要求しながら、正門の前で座り込みを続けていた 労働者と衝突し、CJセキュリティ用役業者職員はユソン企業正門の前で職場閉鎖 撤回を要求した労働者を刺激した。 ユソン企業の労働者と用役業者職員の間の衝突で負傷者が続出している時に、 製品を積んだ車両が工場から出て行くのが目撃された。会社は製品を搬出する ためにこのような『強引な方法』を使ったとユソン企業支会は説明している。 用役業者の職員は労働者に向かって、消火器と水を撃ち、鉄パイプと角材を振 り回した。ユソン企業使用者側が投げた消火器と石、鉄パイプに合たった17人 の労働者は、救急車で平沢グッドモーニング病院、博愛病院、国際病院に緊急 移送された。 労働者と用役職員は現在、コンテナが動かされた状態で10メートルほどの距離 をはさんで対峙中で、金属労組忠南支部は午前8時頃「労組幹部ユソン企業集結」 を決めた。(記事提携=メディア忠清) 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2011-06-24 07:31:54 / Last modified on 2011-06-24 07:31:57 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |