現代車全州、大きな雇用威嚇

中国合弁を一方的に推進... 非正規職問題はコンテナ設置で対応

現代車全州工場が非正規職支会への弾圧を強めているのに続き、正規職組合員 の雇用を威嚇する中国の商用車合弁を一方的に推進し、労働者の反発が強まっ ている。

▲現代車各工場の労働者が昼休みに本館にデモ行進している。［出処:チャムソリ］

▲千人の労働者が本館前に集まり、使用者側に四議題受け入れを強く要求している。［出処:チャムソリ］

現代車全州工場は6月7日、非正規職支会懲戒者出入りを止め翌日は正門にコン テナを設置して懲戒者の出入を統制している。使用者側管理者と営業職、本社 の職員で構成された20〜30人が各出入り口と食堂入口を守り、工場を闊歩する など、険しい雰囲気を演出、懲戒者たちは全州工場委員会事務室で3日間徹夜の 座り込みを続けている。

ここに現代車の中国商用車の合弁が、商用車を生産する全州工場組合員の雇用 に甚大な影響を与えるという憂慮で、全州工場委員会が労使共同委を設置して 雇用保障と生産量調節を提案したが、使用者側は拒否した。この他タイムオフ を根拠として専従賃金中断、代議員不当懲戒を続けている。

現代車全州工場委員会は現場弾圧粉砕総力闘争決意大会を9日の12時に本館前で 開き△中国常用合弁阻止、△タイムオフ粉砕、△正規職代議員不当懲戒粉砕、 △非正規職活動家不当懲戒阻止を要求した。

［出処:チャムソリ］

この日、非正規職支会組合員250人も連帯し、1000人が共に現代車を糾弾した。

▲非正規職支会もこの日共に連帯し、不法派遣を糾弾して不当懲戒への闘争の意志を示した。［出処:チャムソリ］

カン・ミンソク副議長は「昼食集会に多くの組合員が参加して、胸がジーンと する」と口を開いた後、「四大議題について使用者側は時期尚早だ。ここでの 解決は難しいと話している」とし「時期尚早と言い続ければ団結と闘争しかな い」と述べた。

集会の参加者はカン副議長の発言後、直ちにコンテナ進撃闘争を始め、コンテ ナを押し出した。一部の参加者はコンテナに『労使共同委開催しよう』、『使 用者側のあくらつな行動』、『元下請団結』、『ここが監獄か』という文句を ラッカーで書いた。

▲使用者側は非正規職解雇者の出入りを止めるために巨大なコンテナを正門の前に設置した。多くの労働者が出勤の交通便に不便を吐露している。［出処:チャムソリ］

▲労働者は一日もはやく正門前のコンテナをどけろと要求し、四大議題を受け入れるよう強く要求した。［出処:チャムソリ］

使用者側が自主的にコンテナを撤去して、進撃闘争は一段落した。民主労総全 北本部ユン・ジョングァン首席副議長は「最後まで闘争し、現場権力勝ち取ろ う」とまとめ発言をした。

一方、現代車は4月28日、中国の南京汽車との合弁会社設立本契約を締結し、 四川省がエンジン、バス、トラック生産ラインをすべて備えた工場を設立する 予定で、2013年に新工場が建設される。

全州工場委員会は現代車が全州工場の長期的な投資を約束したのに中国との合 弁を一方的に推進し、これにより全州工場の物量減少が予想され、組合員の雇用 に大きな影響を与えると判断する伝えた。(記事提携=チャムソリ)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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