韓国:韓進重、秋夕の日の風景、整闘委が合同祭事 | |
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韓進重、秋夕の日の風景、整闘委が合同祭事キム・ジンスク「現場組合員の組織化がこの戦いの最後の勝負」
ヨン・ソルロク現場記者 2011.09.14 09:47
金属労組韓進重工業支会のチェ・ギリョン支会長が秋夕以後、9月16日に任期を 1か月延長するための総会を計画している中で、韓進重工業 整理解雇撤回闘争 委員会(以下整闘委)は秋夕の9月12日午前、85号クレーン反対側の歩道で組合員 と家族、地域連帯市民の参加で合同祭事を執り行った。 ▲秋夕の日、85号クレーン反対側に作られた祭壇には、韓進重工業支会組合員と家族、地域連帯市民が共にした。 合同祭事は、金属労組釜山梁山支部のソ・スヒョン主席副支部長の祝文と共に 始まった。祭壇には「非正規職撤廃、整理解雇撤回」と「趙南鎬(チョ・ナモ) 処罰、御用労組打倒」という文句も記されていた。 ソ・スヒョン主席副支部長は祝文で「85クレーンの仲間たちと、三人の烈士と、 94人の願いを込めて合同祭事を執り行う」とし「韓進重工業を整理解雇された 人々の切迫した哀訴は、資本の誤りを正す。趙南鎬会長は強大な資本を押し立 てて、権力まで好きなようにしているが、決して屈服することなく整理解雇が 撤回されるまで戦う」と明らかにした。 クレーンの上のキム・ジンスク指導委員は電話で、名節なのに韓進重工業に来て くれた人々に感謝の挨拶をし、組合員に要請の言葉を伝えた。 ▲電話で合同祭事の挨拶をするキム・ジンスク指導委員. 「韓進現場組合員の組織化が最優先、もう少し頑張ろう」キム・ジンスク指導委員は「今日の合同祭事には、大邱嶺南大医療院のパク・ ムンジン指導委員が参加した。5年間、苦しい闘争をしており、苦労も多い仲間 たちだ。私たちはそれでも、才能や嶺南大医療院やユソンのような闘争より、 はるかに幸せな闘争だと思う。全国にいる多くの人々が韓進の戦いに心から 気持を分けてくれ、一緒に希望バスをしてくれ、そんな力が集まって、ここ まできた。問題は、韓進現場組合員の組織化だ。それがこの戦いを分ける最後の 勝負になると考える。苦しいだろうが、もう少し頑張って、熱心に組合員と会い、 共にすれば勝利は遠くないと思う」と話した。 祭壇の食べ物は、前日家族と組合員が直接準備した。全国から多くの人々が85 クレーンを訪ねてきて、慰安と力を集中した。民主党の鄭東泳(チョン・ドンヨ ン)議員も秋夕前日を韓進で共にした。鄭東泳議員は家族対策委と共にユンノリ とチェギチャギなどをしながら韓進問題解決のために国政調査の実現に先頭に 立つと明らかにした。 秋夕当日も気にかけて連帯の足が絶えず続いた。民主党の孫鶴圭(ソン・ハッキュ) 代表が85クレーンにきた。ホン・ヨンピョ議員が韓進重工業の李在鎔(イ・ジェ ヨン)社長と直接通話して、工場の中に入ろうとしたが拒否され、孫鶴圭代表は 電話で85クレーンと挨拶をしながら、国政調査のために最善を尽くすと約束した。 いくつかの家族は秋夕の前々日から整闘委事務室に留まり、秋夕を送った。 家対委のA氏は「一家親戚と会いたいとも思わない、闘争に勝利すればその時、 笑って名節を祝いに行きたい」とし、はがゆい思いを示した。 韓進重工業整理解雇撤回闘争は大韓民国の労働現実の象徴2007年に解雇され、5年間復職闘争をしている全国保健医療労組 嶺南大医療院 支部のパク・ムンジン指導委員は、合同祭事に参加して「私たちも5年間、長い 闘争をしているが、韓進重工業は大韓民国の労働現実を正面から受け止めて戦っ ているという象徴性がある。ぜひ勝ってほしいと思って来た」と話した。 彼は「大邱の嶺南大医療院は朴正煕が作った。1988年には朴槿恵が理事長だっ たが退任し、2009年6月、また7人の理事のうち4人を朴槿恵が推薦する状況で、 事実上、朴槿恵を相手に戦っていると言っても過言ではない」とし「名前もなく 闘争する非正規職事業場の苦しい人々が多い。医療院側の色々な弾圧で組合員が 950人から70人に減ったが、われわれは組織があって相手がある。朴槿恵が行く 所なら、どこでも付いて回る影闘争をする」と明らかにした。 嶺南大医療院の解雇労働者たちは、昨年12月から国会議事堂前で闘争を行って おり、2011年からソウルに部屋を借り、朴槿恵議員の家の前で闘争している。 そうした中でも韓進家族対策委に闘争基金を渡した。 クレーン中間死守隊の4人のうち1人、パク・ヨンジェ組合員の家族にも会うこ とができた。二人の娘と共に85クレーンに来たパク・ヨンジェ組合員の妻カン・ カムニェ氏は、夫がクレーンにいるのに秋夕を祝うこともできず、家長がいない のに、祭事をしても仕方がないとし、平日のように秋夕連休を迎えたという。 ▲合同祭事の膳を調える時、クレーンの上から見下ろす死守隊(パク・ヨンジェ、パク・ソンホ、チョン・ホンヒョン、シン・ドンスン組合員). 「連帯も重要だが内部の力のほうが重要」パク・ヨンジェ組合員の妻、カン・カムニェ氏は夫の健康を心配しながら「4次 希望バスの時、TVニュースで韓進重工業労働組合の旗がはためくのを見たが、 そこには当然、支会長が先頭に立っているべきなのに、そうでない現実に腹が 立つ」とし「5次希望バスが出発するという話を聞いたが、今までの連帯だけで も有難く、もっと苦しい事業場に希望バスが行かなければならない。今、韓進 は韓進自身の力で戦わなければならない。いくらたくさん連帯に来てくれても、 内部の力がなければ水の泡だ。解雇生活何か月目か? もっと激しく現執行部 (チェ・ギリョン支会長)と会社側を相手にして戦いたい」と述べた。 ▲死守隊パク・ヨンジェ組合員の二人の娘が秋夕をむかえ、お父さんに書いた手紙。 パク・ヨンジェ組合員の二人の娘は秋夕を迎え、クレーンの上にいるお父さん に手紙を書いて持ってきた。 手紙には「ご飯はちゃんと食べてますか、痛いところはありませんか、体を洗 えずかゆいのではないか気になります。下から見ると指ぐらいにしか見えませ んが、時々写真を見ることができてうれしい、はやく降りてきて、ひげも削っ て、入浴もして、私と遊んで... 世の中で一番お父さんを愛してます...」とい う文がぎっしりと記されていた。 1983年に入社したパク・ヨンジェ組合員は、1986年に解雇されて、2006年には 20年ぶりに復職したが、今回また整理解雇通知を受けた。キム・ジンスク指導 委員とは入社同期で、1986年に労組民主化の過程で一緒に解雇された。 ハンスト29日目シン・ドンスン組合員、「クレーンから見下ろすと、キム・ジュイク支会長の気持が理解できる」ハンスト29日目を迎えるシン・ドンスン組合員の妻も秋夕をむかえ、クレーン の前にきた。夫にハンストの中断を直接訴えたが、夫から断食を止める意思は ないという言葉を聞いた。シン・ドンスン組合員は体重が15kg程減り、腰など の健康状態が良くない。 シン・ドンスン組合員は「会社側に整理解雇撤回の意志がなく、現場復帰した 組合員も仕事の材料もなく、一日中コンテナに入り、時間になれば帰っている が、整理解雇撤回闘争にきちんと参加できない現実が残念だ。キム・ジュイク 支会長がクレーンに上がった時は、交渉さえ終われば現場復帰するという名分 ぐらいはあったが、今は労組執行部、整闘委、それぞれさらに大変な状態だ。 組合員を見て、命を捨てたキム・ジュイク支会長の気持が理解が出来る」と残念 さを吐露した。 祭事の後、組合員と家族はユンノリとチェギチャギなどをして、一時だけでも 故郷の知人と名節を過ごせない寂しさをなだめ、やはり夜の集会が開かれた。 整闘委のキム・インス副代表は夜の集会で韓進状況を説明しながら「6.27以後、 聴聞会二日前にハンナラ党は『労使合意したのになぜ聴聞会か?』と抜けた。今 また第2の6.27を作ろうとしている。チェ・ギリョン支会長が、9月末の任期を 1か月だけ延期してくれと言うが、これは絶対に阻止する。国会の調査ができる ように努力して闘争する。趙南鎬の浅知恵をまた国民に知らせる」と話した。 「韓進組合員の切実な気持を伝え、多くの人々が5次希望バスに乗れるように」ソウルからきて、夜の集会に参加したA氏は「これまで、団体に寄付すれば日常 がついて行かなくても、入金が連帯だと思っていた。しかし1次希望バスに乗っ て、それがいかに空虚なスローガンなのかがわかった。行動が伴わない入金は、 あるいは内容なく形式化され、自己満足でしかないこともある。自分の生活の 革新が必要なことを知った」と話した。 彼は「5次希望バスは、数が重要なのではない。希望バスがこの問題も持ってい かなければならない、あの問題も持っていかなければならないという主張もあ るが、私たちが忘れるべきでないのは、君たちが何をしているのかではなく、 誰もが一歩ずつ踏み出すことだ。私はそうして希望バスを準備する。しかし、 闘争の当該が一番重要だ。代わりに死ぬことはできても、代わりにその生活を 送ることはできない。代わりに生きることができない苦しさが一日も早く終わっ たら良いし、韓進組合員のその気持が伝わり、5次希望バスが始まれば良い」と 述べた。 秋夕の日の夜の集会に参加したヨ・ギュンドン映画監督とパク・ソンミ ドキュメンタリー監督ラジオ生放送のために整闘委事務室に来たヨ・ギュンドン映画監督とパク・ソ ンミ ドキュメンタリー監督も夜の集会に参加した。ヨ・ギュンドン監督は、 「クレーンにいる方々に、とても多くの荷を負わせているようで申し訳ない。 85クレーンは、単位事業場の労働者の運動を越え、多くの市民に希望を与えた。 責任を取れ。申し訳ない。申し訳ない。韓進も、江汀も、勝ちたい」と話した。 パク・ソンミ監督は「大学生は、机に座って勉強をするだけでなく、現場に行っ てほしい。ここで大学生に会えてうれしい。韓進重工業闘争にはとても多くの 人々が参加する準備ができている。力を与える人々の力を知ってほしいし、組 合員が勇気を失わず最後まで当事者として苦しさを克服してほしい」とした。 非解雇者として、最初から今まで参加しているある組合員は「ひとりになるま で一緒に行くといった。その約束を守るために今までここにいる。ここに連帯 しにくるみなさん、解雇者の仲間たちに感謝し、秋夕なのに家にも帰れず、こ こにいる方々に、大きな礼をしたいほどだ。いつもありがとう。忘れない。 希望があるから、ここに集まる。希望があるから戦う。勝てきるという希望で 戦おう」と話した。 一方、韓進重工業支会のチェ・ギリョン支会長は、秋夕前、大多浦とカンマン 洞で組合員懇談会を開き、任期を延長してほしいという意向を明らかにした。 組合員の強い々しい反発にも、16日に任期延長のための総会を計画していると 整闘委の関係者が語った。彼は「任期延長は、そんなに簡単な問題ではなく、 総会の計画がそのまま進むかどうかはわからない」とし「整闘委は、まず連休 期間に現場復帰した組合員が任期延長に賛成させないようにする努力をしてい る」と明らかにした。 本来、韓進重工業支会長選挙は9月末に予定されているが、総会で任期が延長に なれば、支会長選挙が延期される。(記事提携=蔚山労働ニュース) 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2011-09-15 01:31:03 / Last modified on 2011-09-15 01:31:36 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |