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韓国:民主労総6月ゼネストを放棄
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民主労総6月ゼネストを放棄、「実質的な影響力に限界」

労働戦線、非常代議員大会招集などを提案

キム・ヨンウク記者/ 2010年05月18日11時24分

タイムオフ限度の長官告示後、民主労総の総力闘争計画によるゼネスト計画は 事実上廃棄されたが、これへの対策作りが切実だと主張されている。民主労総 を中心とする中央闘争が難しくなれば、単位事業場労組は個別の賃金団体協議 のスケジュールにしたがって個別に進むしかないが、個別事業場だけでタイム オフ問題を突破するのは難しく、対策を用意しなければならないのである。

5月13日、民主労総中央執行委員会は『ゼネスト-総力闘争』計画を扱った。こ の中執で金属労組は、6月9日に9万規模の金属ストライキに続き、起亜自動車支 部が闘争に合流できる6月21日に13万規模のストライキをする計画を民主労総の 中執に報告、この時期に民主労総次元のゼネスト闘争を要求した。しかし民主 労総は、6月の全面ストライキに金属労組の他に合流する組織がないことが確認 され、『ゼネストおよび総力闘争』として提出された原案からゼネストを削除 することに決めた。

民主労総のチョン・ホヒ報道担当者は、「民主労総のゼネストは全国家と全産 業に影響する概念だが、現実的には動力が足りず争点が分散しているため、実 質的なゼネストはかなり難しい」とし「ゼネストという用語には過剰な側面も あり、実際に動力も集まれない点を考慮して、事実上、上半期のゼネストは廃 棄した」と説明した。

民主労総はゼネストを廃棄したものの、6月7日の全国単位労組代表者決意大会 と6月25日のソウル都心決意大会での6月総力闘争計画を立てた。

今回の中執決定をめぐり、民主労総現場活動家の会の一つである『現場実践社 会変革労働者戦線(労働戦線)』は5月17日に出した週刊情勢動向で「民主労総を 中心とする上半期連帯闘争戦線はさらに絶望的な状態に陥る」と診断した。

労働戦線は、「このまま行けば、現場の単位事業場労組は、労働者連帯闘争で 問題を解決しようという期待を捨て、それぞれが生きる道を見つけようとする だろうが、それぞれが生きる道はない」、「各個撃破されれば専従者賃金問題 だけで終わらず、雇用と団結権に対する資本と政権のすべての攻撃に対して束 手無策になる」と警告した。

労働戦線は、△6.7単位労組代表者決意大会まで下からの運動展開、決意大会で 具体的方案決定、△非常代議員大会招集運動共に展開、6.29ゼネストを復活さ せる各産別組織と民主労総の非常大会招集要求、△5月末まで労働、社会、政治 団体非常会議の招集など、先導的な行動を展開することなどを提案した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-05-19 07:39:11 / Last modified on 2010-05-19 07:39:14 Copyright: Default

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