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韓国:コルト解雇労働者に車両突進
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コルト解雇労働者に車両突進

コルトコルテック糾弾記者会見、「明白な傷害の意思、代価を払わせる」

ユン・ジヨン修習記者/ 2010年05月11日18時12分

不当解雇撤回を要求して1人デモをしていたバン・ジョンウン コルト楽器支会 長をコルト社が車両で傷害を負わせる事件が発生した。

4月22日、ソウル市登村洞のコルトコルテック本社前で1人デモをしていたバン・ ジョンウン コルト楽器労組支会長に向かってイ・ヒヨン コルト楽器共同代表 の車両が突進した。この事件はイ・ヒヨン共同代表の車両が駐車している場所 にパク・ヨンホ社長の車を駐車するとし、車両を移動する過程で発生した。

バン・ジョンウン支会長はこの事故により、病院で右側膝関節捻挫、腰椎捻挫 の診断を受け、2週間病院に入院した。現在バン・ジョンウン支部長はパク・ヨ ンホ社長を『殺人未遂および暴力行為など処罰に関する法律違反などの容疑』 で告訴した状態だ。

この事件に『コルトコルテック対策委員会』と『金属労組』、そして『コルト コルテック ギターを作る労働者と共にする文化労働者たち』は5月11日の午前 11時、登村洞のコルト本社前でコルト社糾弾記者会見を行った。

▲11日午前11時、登村洞コルト本社前でコルト社糾弾記者会見を行った。[出処:金属労組]

この席でバン・ジョンウン支会長は「私は歩道に立って1人デモをしていたのに、 歩道もコルトの土地だと言って車を押してきた。絶対に駐車のための行動だっ たとは思えない」と当時の情況を伝えた。

イ・イングン コルテック労組支会長は記者会見文で「コルト資本とパク・ヨン ホ社長は、労働者の正当な労働の代価を否定しても足りず、憲法が保障する1人 デモの権利を侵害して歩道の人に車で突進した」と主張した。

また「明白な傷害の意図があるコルト資本を告発し、この代価を払わせる」と し「コルト資本が不当解雇を撤回して、ギターを作る労働者のところにギター を返すように最後まで闘争する」と話した。

ギターメーカーのコルトコルテックは、労使対立を理由に韓国工場を閉鎖して 中国とインドネシアに工場を移転し、この過程で労働者が不当に解雇された。

2009年には高等法院でコルトコルテックの工場閉鎖および労働者の整理解雇が 不法だという判決があったが、パク・ヨンホ社長はこれに従わず、労働者たち を弾圧している。これにコルトコルテックの労働者たちは4年間道路で復職のた めの活動を行っている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-05-12 17:44:33 / Last modified on 2010-05-12 17:44:34 Copyright: Default

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