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韓国:錦湖タイヤ、さらに最低賃金非正規職を締めつけ
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錦湖タイヤ、さらに最低賃金非正規職を締めつけ

最低賃金ネットワーク、最低賃金保障-下請け業者統廃合などを要求

キム・ヨンウク記者/ 2010年05月03日18時02分

[出処:金属労組光州全南支部]

金属労組錦湖タイヤ社内下請非正規職支会が4月27日から4時間部分ストを行っ たのに続き、30日から全面ストを続けている。テント座り込みも10日目に入っ た。錦湖タイヤ正規職労使は22日に賃金団体協議に合意したが、非正規職がこ うしてストライキと座り込みを続ける理由は、社内下請の事業主が最低賃金水 準の賃金まで削減すると言い続けているためだ。

光州地域人権、社会、労働団体などを含む最低賃金現実化のための光州地域ネッ トワークは5月3日午前10時、錦湖タイヤ光州工場正門前で記者会見を行い、 「法定最低賃金にも至らない錦湖タイヤ非正規職賃金削減に反対する」とし 「錦湖タイヤ元下請使用者は低賃金労働者生存権を保証しろ」と要求した。

最低賃金光州ネットワークによれば、錦湖タイヤ社内下請業者(請負業者)使用 者代表団は、錦湖タイヤ非正規職支会(支会長パク・ヨンス)との2010年賃金・ 団体協議交渉で賃金10%の削減、賞与金100%の削減、生理休暇廃止、月次廃止を 要求した。すでに200人以上が最低賃金時給4110ウォンよりわずか数十ウォン多 い時給4150ウォン以下なのに、さらに10%削減すると明白な最低賃金法違反とい う主張だ。

[出処:金属労組光州全南支部]

錦湖タイヤ非正規職は錦湖タイヤ社内の17下請け業者(請負業者)に雇用される 約400人の非正規職労働者で、企業当たり20人内外が働いており、錦湖タイヤで 警備・清掃、食堂、生産間接部署などの業務を担当する。

ネットワークは「社内下請業者使用者代表団が非常識な賃金削減案を持ち出し たのは、ウォークアウトを契機に元請の錦湖タイヤ経営陣が社内下請業者に労 務費20%削減案を出したため」とし「しかも元請が労務費を支払わず、社内下請 労働者は1月から3月まで賃金と賞与金200%を受け取れず、家計は崖っぷちに追 いやられている」と非難した。ネットワークは「社内下請労働者の賃金カット と長期の賃金未払いは、元請経営陣の責任が大きく、債権団もまたその責任を 避けられない」とし「やっと最低賃金を越える賃金で黙黙と働く非正規職労働 者にまでその責任を転嫁し、生存権の犠牲を強要している」と叱責した。

ネットワークによれば非正規労組の反発で波紋が拡大すると、社内下請業者使 用者代表団は賃金10%削減と賞与金100%削減案の代わりに賞与金200%削減案へと 立場を変えたが、朝三暮四という指摘だ。

ネットワークは「錦湖タイヤ元下請使用者と債権団が社内下請労働者賃金削減 でなく、社内下請業者統廃合による請負費削減方案など、現実的で合理的な提 案をしろ」と要求し「まず1月からの未払い賃金をすぐ支払え」と要求した。企 業当たり20人内外に過ぎない雇用構造を統廃合し、社内下請業者管理費用を節 減しろということだ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-05-05 15:45:52 / Last modified on 2010-05-05 15:45:56 Copyright: Default

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