本文の先頭へ
韓国:[忠南]「反省するメーデーに」韓国:
Home 検索

[忠南]「反省するメーデーに」

忠南700人、勤審委かっぱらい通過で沈うつ

韓国メーデー2010

チョン・ジェウン記者/ 2010年05月02日11時49分

120周年メーデー大会が沈鬱な雰囲気の中で開かれた。

民主労総が主催する忠南東部、西部地域メーデー大会は、全て5月1日メーデー の夜明けに労組専任者のタイムオフ限度を議論する勤労時間免除審議委員会(勤 審委)が警察と労働部職員を動員し、労働界委員を排除して強引に通過させた話 から始まった。

これに先立ち、5月1日午前10時に瑞山市庁公園で開かれた『インターナショナル』 の練習で始まった忠南西部地域労働者大会は、約300人を集めて始まった。

民主労総忠南西部地域支部のイ・ウンドゥ非対委員長は、メーデーは労働者に は祭りのような日だが、政権と資本の攻撃で祭りを楽しめない現実だと批判し た。続いて勤審委でタイムオフ基準がかっぱらい通過したことを上げ「今、会 社の許諾を受けて労組活動をしろという。労組専従者数も1/10程度に減らせと いう。全教組、公務員は労組さえ認めない。全労働者への明白な弾圧だ」と声 を高めた。

民主労総のチョン・ウォンヨン忠南地域本部長もメーデーの意味を再確認しよ うと述べ、労働界内部の反省を要求した。チョン本部長は「勤審委のかっぱら い通過は勤審委が延びると見た私たちの弱い情勢認識で、また不意打ちを食っ たのだ。きちんと情勢認識をして実践しなければならない。自ら振り返り、反 省するメーデーにしなければならないようだ。奴隷のような生でまた動き始め るのか、そうではない生活を送るのかの岐路に立っている」と主張した。

続いてリンデコリア支会のカン・ジノ副支会長、発電労組唐津火力支部のナム・ テソプ支部長、全教組忠南支部のキム・ジョンヒョン事務局長、忠南地域労組 のキム・ボンジン対外協力局長が所属事業場の懸案問題を発言し、使用者側と 李明博政権を糾弾した。

西部地域労働者大会は要求を書いた風船を空に飛ばし、デモ行進をした後に終 わった。

午後2時、天安駅広場に集まった民主労総忠南本部主催の労働者大会は約400人 を集め、チョン・ウォンヨン本部長の大会発言で始まった。チョン本部長はメー デーの意味を復活させ、やはりタイムオフ基準がかっぱらい通過を批判しなが ら「勤審委が今年だけで二度もかっぱらいをした。勤審委決定案のとおりなら、 これからは会社の許しを受けないすべての活動が不法だ。完全に87年以前に戻 る。勤審委の議論時限が15日まで延びたので、13、14日闘争するという決定が 誤っていたことを反省し、またこれからの闘争を組織しよう」と主張した。

金属労組のチャン・イノ忠南支部長は、「金属労組19の支部すべてで労働基本 権死守闘争を頑張っている。だがとても不足している。4月28日にストに入るべ きだったができず、仲間たちに恥ずかしい」と反省し「87年以後23年経ったの に、労働三権死守どころかわれわれ労働者はますます追い込まれている。任期 内に忠南5つの闘争事業場の問題、特にヴァレオ問題をぜひとも解決するために 努力する」と意志を表現した。

続いて忠南地域労組精算生命工学支部のパク・イノク副支部長、金属労組忠南 支部ヴァレオ空調コリアのイ・テクホ支会長が所属事業場の懸案問題を暴露した。

進歩政党、地方選挙を前にして、予備候補たちもメーデーに参加して声をあげ た。西部地域支部メーデー大会に参加した忠南道知事予備候補進歩新党のイ・ ヨンギル副代表は、「企業に良い忠南ではなく、労働に良い世の中、人が暮し やすい忠南」に変えると宣言した。続いて「私は民主労総候補で、労働者候補 で、進歩陣営単一候補だ。忠南道知事候補で進歩陣営の発展のために最善を尽 くす。進歩政治に責任がある人として10年を反省し、進歩の再構成のために最 善を尽くす。3度落ちたが4度落ちる覚悟で立候補したし、しかしたった一度も 敗北したことはない。(進歩陣営の)経験と力量は着実に積もっている」とし、 今年の地方選挙で労働者、進歩陣営が保守、保守勢力を審判しようと強調した。

天安駅広場に参加し、進歩新党忠南道党のアン・ビョンイル委員長と並んで立っ た民主労働党忠南道党のキム・ヘヨン委員長は、「今演壇に二人が上がったが、 どう思いますか? 一つに統合しなければならない。私たちの課題だ」と進歩陣 営の統合を主張すると同時に「労働者民衆の生は疲れている。120年前の米国の 労働者たちが今の私たちに闘争を要求している。MBC労組、建設労組、特殊雇用 労働者など全てが否定されている。これらすべてを一度に認めさせるため、ゼ ネストをしなければならない。また6.2地方選挙もまた力強く決意して欲しい」 と注文した。

続いてアン・ビョンイル進歩新党忠南道党委員長は「ちょうど1か月後に地方選 挙ある。最近、唐津郡守ミン・ジョンギ問題などを見て見苦しい姿だという気 がした。皆さんもぜひハンナラ党を審判しなければと思ったろう。公職社会を きれいにするために地方選挙に私たちの仲間を派遣するのも重要で、公務員労 組を正しく立て直すのも重要だ。清潔な道庁、是正できるよう続けて努力する」 と明らかにした。

大会は天安駅広場からヤウリ広場まで象徴儀式をしてデモ行進した後に終わっ た。最後に発言した建設労組忠南支部のハ・ドンヒョン支部長は、現在建設労 組のストライキの正当性を知らせて「民主労総は今年4月末5月初めに強い闘争 戦線を構築しようと現場を組織してきた。ところが勤審委の誤った判断と天安 艦告別式という情勢で、4末5初闘争戦線が消えてしまった。また復元するのは 容易ではないだろう。だが今からでも緊張感を持って5月の闘争を組織しよう。 建設労組もその過程に連帯する」と伝えた。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-05-03 15:58:04 / Last modified on 2010-05-03 16:05:16 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について