錦湖タイヤ、ウォークアウトを暫定中断

債権団が労組を圧迫...20日までにMOU締結を

錦湖タイヤの「2010年賃金・団体交渉暫定合意案」が労働組合の賛否投票で否 決され、錦湖タイヤのウォークアウト進行が全面敵に中断している。

聯合ニュースによれば、主債権銀行の産業銀行は4月9日、債権金融会社を対象 に行う予定だった『錦湖タイヤ・ウォークアウト説明会』を取り消すなど、す べての日程を暫定的に中断したと明らかにした。

聯合ニュースは債権団関係者の話を引用し「錦湖タイヤ労使合意案が否決され たのでウォークアウト手続きも中断した」とし「労使交渉が終わり、労組が債 権団に構造調整同意書を提出しなければウォークアウトを進められない」と話 した。この関係者は「5月5日までの債権行使延期時限を控え、4月20日までに MOUを締結しなければウォークアウト手続き進められない」と話した。

債権団はまた「錦湖タイヤのウォークアウトについて近い将来債権団協議会を 経て、4月20日までに会社側と経営正常化計画の履行についての了解覚書(MOU) を締結しなければならない」とし「これ以上時間を延ばせばウォークアウトそ のものが不可能だ」と明らかにした。

債権団は錦湖タイヤに1千億ウォン規模の緊急運営資金支援と3千万ドル限度の 信用状(L/C)新規開設も当分はできないという立場だ。

これに対して民主労総の関係者は「債権団の態度は典型的な労組圧迫用」とし 「錦湖タイヤ労働者の立場を無視して株主と債権団の利害だけのウォークアウ ト」と述べた。この関係者は労働者が暫定合意案を否決した意味を債権団が理 解して、構造調整中心のウォークアウトを中断すべきだと話した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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