韓国:GM大宇、非正規職問題の対話要請に無返答 | |
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GM大宇、非正規職問題の対話要請に『黙々無返答』「恩恵だけ受けて社会的責任は放棄」
キム・ドヨン記者 2010.12.15 19:09
GM大宇車非正規職支会の高空籠城が15日目になり、地域の人も仲裁を始めたが、 GM大宇が事態解決の意志を全く見せず「企業の社会的責務を放棄している」と いう地域社会の批判が次第に高まっている。 零下10度を下回る身を切るような寒さの中で、GM大宇非正規職労働者が立派な 防寒用具一つなく、15日目の高空籠城を続けている。そのため事態の悪化を心 配する仁川地域の政党と学界、宗教界の人々が直接、GM大宇側に対話を要求し ているが、当のGM大宇側は少しも動じない。 仁川の人々がGM大宇に対話を要求、「無視すれば不買運動を展開」12月9日学界、宗教界、政界など、仁川地域の人物44人が集まり『GM大宇自動車 非正規職闘争勝利のための仁川地域対策委員会』(対策委)を設けた。対策委は 高空籠城労働者の安全と平和な事態解決のために、民主党仁川市党のムン・ビョ ンホ委員長、チャン・ドンフン神父などを含む代表団を構成し、10日と13日の 二回にわたり、GM大宇車側に面談要請文書を送った。だがGM大宇はこれに対す る返信も送らなかった。 GM大宇は、金属労働組合が公式に要請している交渉も拒否した。金属労組は8日 にパク・ユギ委員長の名義でGM大宇使用者側に「占拠座り込み長期化の防止と 円満な解決を望む」として、交渉要請の文書を送ったが、使用者側は「当社と 勤労契約関係のない勤労者に関する事項で、当社が交渉に臨む義務はない」と 明らかにした。 これについて対策委は15日、富平GM大宇車工場正門前で記者会見を行い「高空 籠城者は零下の中、あらゆる悪条件の中で15日間死闘を繰り広げているのに、 GM大宇車のアルカモーネ社長は事態解決のために果たして何をしたのか尋ねざ るをえない」とし「GM大宇車は今すぐ対話に出てこい」と要求した。 彼らは「GM大宇自動車のマイク・アルカモーネ社長は、以前の企業回復の過程 で法人税の減免、特別消費税の納付延期、大宇自動車購買運動など、仁川地域が 惜しみなく支援したことを忘れてはならない」とし「グローバル リーダーを 自任するGM大宇自動車の社会的責任と役割は実に重大だという点を認め、早期の 事態解決のために積極的な措置を講じること」を要求した。 対策委に参加している民主党仁川市党のムン・ビョンホ委員長は、「2人の高空 籠城と彼らを支援する動きは、この時代に非常に重要な意味がある」とし「1次、 2次、3次構造を通じ、労働者の利益を奪う構造はぜひ撤廃されるべき」と話し た。ムン委員長は「GM大宇車はまず対話に応じ、対策委の案を聞いた後、額を 突き合わせて真摯な対話で問題を解決しろ」と強調し「会社が各界各層の良心 勢力を無視する処置を強く糾弾し、民主党もこの隊列に共にしている。アルカ モーネ社長と大宇自動車の役員は私たちの対話要求を無視するな」と話した。 イ・ジングォン牧師は「あと少しでアルカモーネ社長がクリスマスを過ごすた めに1か月も休暇を取って米国に行くというが、彼がクリスマスの意味をきちん と考えれば、出かける前に高空籠城をして空に向かって全身で切実に祈る二人 と、同じ願いを持って戦う解雇者の問題解決の糸口を掴んでから出かけなけれ ばならない」とし「はやく対話が再開されるよう、社長と多くの大宇側の人々 に再度要求する」と話した。 対策委はこうした地域社会の要請にもかかわらず、「GM大宇自動車が対話を拒 否して引続き暴力を伴う反社会的な態度をとり続ければ、対策委員会もすべて の手段と方法を動員してその責任を問う」とし、その一環として「マイク・ア ルカモーネ社長の仁川名誉市民剥奪運動、GM大宇自動車不買運動などを展開す る」と警告した。 記者会見が終わり、対策委は使用者側に抗議書簡を渡そうとしたが、警備会社 の職員の妨害で、結局伝達できなかった。これに関して富平警察署情報課長は 「初め広報チーム長が出てきて書簡を受け取ることになっていたが、今は警察 の電話に誰も出ない。私たちも連絡したい」と話した。対策委側は使用者側が 受け取らない抗議書簡をその場で焼いた。30分ほど続いたこの過程を見ていた ある連帯団体の会員は「抗議書簡も受け取らないのが米国式マナーか」と皮肉った。 ▲対策委側は使用者側が受け取らない抗議書簡をその場で焼いた。30分ほど続いたこの過程を見ていたある連帯団体の会員は「抗議書簡も受け取らないのが米国式マナーか」と皮肉った。 GM大宇が地域住民の要求にこうして無対応を続けていることで、対策委側とし ても次第に多様な方式の闘争で、地域社会世論を作っていく予定だ。高空籠城 の解決を要求して14日から二日間、集団ハンストをした対策委は、12月16日に 富平駅から富平工場正門まで『誠実交渉要求とGM大宇自動車非正規職闘争勝利 のための三歩一拜』をする計画だ。16日午後には仁川地域の宗教家も参加する。 パク・ユギ金属委員長、「GM大宇闘争、全面的な闘争にする」一方、2時半からは大宇自動車販売の前でGM大宇非正規職支会闘争勝利のための 金属労組決意大会が開かれた。決意大会に参加した250人の金属労組組合員と 連帯団体の会員は、集会の後、大宇自動車正門前までデモ行進し、4時半に正門前で 整理集会を開いた。 この席で金属労組のパク・ユギ委員長は、GM大宇使用者側との交渉窓口を開く と約束した。彼は「これ以上、退く所がない」とし「会社側との交渉窓口を作 る。そしてGM大宇非正規職支会の闘争を地域だけの闘争ではなく全国的、全面的 な闘争にする」と話した。 チョ・スンス進歩新党議員は「労働者が雇用に命をかけなければならず全労働 者の半分を越える850万が非正規職、2等国民として生きているのに、国民所得 が2万ドルを越え、5万ドルになって何の意味があるのか。こんな世の中を変え るのは労働者が戦う道しかない」とし「この貪欲で地獄のような大韓民国を人 が暮せる世の中にする非正規職闘争に進歩新党が共にする」と話した。 高空籠城中のファン・ホイン組合員も「寒い中、ここまできてくれて感謝する」 と正門アーチの上から挨拶をした。ファン組合員は続いて「今年が終わる前に 最後までやろうとここに上がったが、来年まで闘争が続いても闘い抜く」とし 「牙山、全州、蔚山での現代車非正規職闘争、そして私たちの闘争が無駄にな らないように、仲間のみなさんが力強く支持して援護してほしい」と要請した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2010-12-16 04:16:53 / Last modified on 2010-12-16 04:17:18 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |