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韓国:現代車無理な代替人材投入で労災発生
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現代車無理な代替人材投入...20歳のアルバイトが労災

第2工場ライン1時間ほど停止...06年ストの時も代替人材アルバイトが負傷

合同取材チーム 2010.12.02 16:10

現代車使用者側は非正規職支会(非正規職労組)が11月15日付でストライキに突 入し、現在占拠座り込みをしている第1工場を除き、代替アルバイトを投入した。

現代車支部(正規職労組)第2工場のキム・グヮンウン代議員によれば、12月2日 午後1時35分頃、エンジンのサブライン工程で働いていたアルバイトA氏(20歳) が作業の途中に手袋が機械に巻き込まれ、右親指に怪我をした。

現代車支部第2工場代議員と労働安全保健担当者は、状況を確認した後すぐコン ベアを止めて艤装工場部署長などの会社側正規職管理者と対策会議をし、1時間 ほど止まっていたラインが2時40分頃また稼動し始めた。

▲第2工場ラインが1時間ほど止まった。

このような事故について第2工場の正規職労働者は『会社が無理にアルバイトを 代替人材に投入した結果』と指摘した。熟練が必要な工程にも非正規職ストラ イキを理由に非熟練非正規職労働者を投入し、無理にラインを稼動させたため という。

また、対策会議の過程で会社側は産業安全保健法に違反していたこともわかった。 作業靴、作業チョッキ未支給だ。

金代議員は「対策会議で使用者側に装備工程に熟練工を入れろと要求した。 会社は産業安全管理保健法を一部破り、作業靴支給、作業チョッキ支給、 安全教育などを要求した。被害者は労働災害で処理することにした」と伝えた。

しかし第2工場の労使対策会議は他の工場には適用されず、産業安全保健法違反、 未熟練工業投入は他工場の労災につながりかねない。

代替人材の投入で労災が発生したのは今回だけでない。非正規職支会が2006年 に不法派遣是正を要求、正規職化を主張してストライキをした時も、会社が代替 人材を投入して、アルバイトが足に怪我をした。

現代車支部第1工場のオム・ギルジョン代議員は「第1工場は車がラインを流れ る状態で作業するが、台車を動かす時にボタン操作に慣れないアルバイトが足 を挟んだことがあった。脚の骨には異常がなかったが負傷で治療を受けた。会 社が急に代替人材を投入し、作業靴も支給せず、安全教育もしなかった。当時 会社は安全教育をしたと主張したが、全く受けていなかった」と伝えた。

非正規職支会関係者は「会社が産業安全管理法に違反してまで無理に代替人材 を投入するのは、非正規職組合員のストライキを無力化するためだ。今日のよ うな事故がまた起きるだろう。アルバイトを無作為に投入すると車両の品質に も影響し、会社が言う自動車競争力にも影響する。非正規職労働者の要求を受 け入れることが本当の自動車競争力の強化に必要だ。会社は交渉に出てくるべ きだ」と主張した。(蔚山=メディア忠清、蔚山労働ニュース、チャムセサン 合同取材チーム)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-12-03 03:58:55 / Last modified on 2010-12-03 03:58:55 Copyright: Default

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