現代車正規職労組と警備隊が衝突

週末を前に工場の統制強化、緊張が高揚

▲19日夜の非正規職座込み場報告大会

現代車正規職労組(金属労組現代車支部)が非正規職座込み場に寝袋を渡そうと したが、警備隊と激しい衝突になった。この過程で支部幹部の歯が二本折れた。 11月19日午後7時30分頃、現代車支部のイ・ギョンフン支部長と常任執行委幹部 がトラックで寝袋500個を渡そうとしたが、警備隊が妨害し衝突が起きた。この 過程で現代車支部のチョン・サンジン総務室長が警備に殴られ歯二本が折れ、 寝袋の搬入は失敗した。ひとまず寝袋を労組事務室に運んだ支部常執全員は、 徹夜の座り込みに突入した。

現代車支部は、「寝袋搬入阻止と常執への暴力行為は労働組合への正面挑発」 と規定し「今回の事態の原因と責任は使用者側にあり、外部の警備員と公権力 を動員して事態を困難に追い込めば、支部は決して容赦しない」と警告した。

この日、寝袋の搬入に失敗した現代車支部も、20日に嶺南圏全体代議員と現場 委員を招集して寝袋と食物などを渡す計画といわれ、再度の衝突が予想される。 支部は週末の間に各工場の代議員と常執が第1工場座込み場を死守する方針もた てた。

この日の支部と警備隊の物理的衝突は予想された状況だった。20日に週末を挟 み、民主労総嶺南圏の決意大会が予定されている中で、非正規職が座り込みを している第1工場の周辺には緊張感が高まっていた。

現代車労組支部のチラシ。会社側の物品搬入阻止を糾弾している

現代車社側が19日午後から第1工場正門を除くすべての出入り口と自動扉に鍵を かけたという知らせも伝えられた。非正規職支会と第1工場正規職代議員などの 話を総合すると、いくつかの出入口は溶接され、いくつかは錠がかけられたと いう。このように出入口を統制し、座込み場に入る人員統制もさらに強化され た。労組によれば社側はソウル市良才洞本社の警備員を蔚山と牙山工場などに 配置したことが明らかになった。

人員が統制されて寝袋搬入が阻止され、非正規職支会は第2工場の組合員に午後 9時30分、緊急ストライキ指針を出して管理者の分散を試みることもした。

イ・サンス非正規職支会長はこの日夜の座込み場報告大会で、「すでに世論も 味方だ。今週末を越えればこの闘争はさらに有利な様相で展開する」とし 「すでに闘争は全国的になっており、しっかり団結して今週末を必ず死守しよ う」と決意を述べた。 (蔚山=蔚山労働ニュース、チャムセサン合同取材チーム)

http://www.newscham.net/news/view.php?board=news&nid=59346翻訳/文責:安田(ゆ)
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