進歩政党、「交渉をエサに労組代表を誘い出した警察は許せない」

民主労働党、進歩新党など、焼身事態を起こした警察を糾弾

亀尾のKEC労使交渉の過程で、警察が労組代表者の逮捕作戦を行い、焼身まで呼 んだことをめぐり、民主労働党と進歩新党は各々声明で今回の事態を引き起こ した警察を糾弾した。

10月31日、民主労働党は報道担当者の論評で今回の事件は「李明博政権が警察 を立てて使用者側と共謀して強引な労働弾圧を行ったことで今回の惨劇を招い た」とし「警察公権力による武力鎮圧のために使用者側と警察が共謀し、交渉 という餌を投げたとしか思えない」と糾弾した。

また民主労働党は、この過程で警察の焼身事件の縮小隠蔽操作を試みたの明ら かだと主張した。民主労働党は論評で「警察は化工薬品で命が危ない火傷患者 を7時間、あちこちの病院に運んだ」とし「警察はこの事件を初めから縮小、隠 するために、家族の視線も覆おうとした」と強調した。

一方、進歩新党も31日に報道担当者論評を発表した。進歩新党は、「交渉をエ サに労組代表を外に引き出し、その隙に逮捕を試みるという警察とKEC使用者側 の野卑な共謀に怒らざるをえない」とし「彼らは大韓民国の公権力なのか、手 段方法を選ばない組織暴力集団なのか分からない」と嘆いた。

進歩新党は今回の事態の総責任者である慶北警察庁キム・ビョンチョル長官の 罷免と、警察庁チョ・ヒョノ長官の辞任を要求した。進歩新党は妊婦も危険に 陥れ、焼身事態を呼んだ慶北警察庁キム・ビョンチョル長官の罷免はもちろん、 「双竜自動車スト鎮圧を一番誇らしく記憶するチョ・ヒョノ庁長の下で、全国 の一線警官が反労働的な態度を取り続けるのは当然の帰結」と警察庁チョ・ヒョ ノ長官の辞任を要求した。

また民主党も31日午前、報道担当者ブリーフィングで「龍山惨事の傷がいえな いこの状況で、警察の過度な法執行により委員長の生命を脅かした」とし、 「いったい李明博政権はいつまで国民の犠牲を要求するのか」と嘆いた。

民主党は「李明博政権が話す公正と、このような労組弾圧の二つの顔をどう説 明するのか」とし「労組委員長を誘いだし、工作的に逮捕しようとした警察は、 絶対に責任を負わなければならない」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可（ 仮訳 ）に従います。