韓国:KEC支会、奇襲工場占拠 | |
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KEC工場占拠、用役が消火器を噴霧して進入を試みる対話を要求したが代替労働、新規採用に追い出され、占拠を選択
キム・ヨンウク記者 2010.10.21 17:29
ストライキ127日目をむかえた金属労組KEC支会の労働者たちが奇襲工場占拠座 り込みに突入した。KEC社側が職場閉鎖をしてから114日だ。KEC支会組合員約 200人は、10月21日午後3時にKEC 1工場に奇襲的に入り、無期限の占拠座り込み に突入した。彼らは「事態が解決するまで工場の中で決然とした覚悟で戦う」 とし「座り込み労働者の要求に真剣に耳を傾け、交渉で事態を解決するために 皆が出てこい」と社側に要求した。 ▲民主労総ツイッターに掲載された占拠座り込み現場写真[出処:民主労総] 1工場には大量の引火物、強制鎮圧時は不祥事が憂慮KECの組合員たちと社側は、工場進入の過程での物理的衝突はなかったが、会社 の労務チームが用役を配置しており、今後、衝突も予想される。1工場は2階建 てで、組合員たちは1階に進入したという。特に1工場には引火物質と塩酸、フッ 素などの薬品が多く、強制鎮圧時は不祥事も憂慮される。 民主労総亀尾支部の関係者によれば、現在、会社労務課長の指揮の下に120人ほ どの用役が工場の門を叩き、ガラス窓を割って粉末消火器を工場内に撒いて進 入を試みている。社側は用役職員をさらに補充する計画だという。また、工場 の周辺には警察バス2台が配置されているが、慶北地域の警察力が増員されるも のと見られる。 ストライキ中の代替労働と新規採用、アウトソーシングに希望退職も議論KECは6月30日午前、650人ほどの用役を投入して職場閉鎖を断行した。その日か ら会社の正門封鎖で、組合員は工場の外で座り込みをして交渉を要求してきた。 亀尾支部の関係者は、「これまで使用者側は一度も本交渉をせず、会社の外で 4回実務交渉をしたが進展した案は何も出さなかった」とし「会社が代替勤務と 新規採用で工場を稼動し、復帰した組合員を対象に組合費徴収拒否に署名させ るなどの態度を見せた」と工場占拠の背景を説明した。 KEC支部も声明書を出して「「会社は政権の代表的な反労働政策であるタイムオ フを伝家の宝刀のように振り回してきたが、実はリストラが目的であることが わかった」とし「ストライキ期間中にしてはならない代替労働と新規採用を大々 的に行い、裏ではアウトソーシングと希望退職を言っている」と述べた。 ▲8月18日に開かれた『KEC支会ストライキ闘争勝利のための民主労総嶺南圏決意大会』 [出処:蔚山労働ニュース資料写真] 支部は「われわれは長い間待って、交渉により事態を解決するために努力を尽 してきたが、会社は労組を徹底的に欺瞞して愚弄した」とし「KEC労働者の工場 占拠座り込みは、会社がもはや他の選択ができないようにした結果」と説明した。 また「李明博政権は労働者への敵対的政策を中断しろ」とし「工場に入った労 働者を武力で踏みにじるな。これはまたもう一つの破局を呼ぶ」と警告した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2010-10-22 11:30:06 / Last modified on 2010-10-22 11:30:09 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |