双竜車初の実務交渉、大妥協精神はどこに

［メディア忠清］民・刑事上の責任を増やして労組活動を妨害

双竜車労使の合意により、初の実務交渉が8月18日午後2時30分、平沢市庁1階の 小会議室で開かれたが、労使間の立場の違いを確認しただけだった。

双竜車労組非常対策会議の関係者は、核心的に組合員の民事刑事上の問題と労 組活動保障について会社側と意見が衝突し、『4.8:5.2』で合意した整理解雇規 模の問題は議論もできなかったと伝えた。

組合員民事刑事上の問題では、大妥協の精神に立脚して「会社は6、8日に退職 者のうち、一般組合員に対する民・刑事上の責任について、これまでの対立を 治癒し回復の意志を集めるために、刑事上の告訴告発は取り下げ、民事上の責 任は回復計画が認可されれば取り下げる」と『双竜自動車の回復のための労使 合意(書)』に書かれている。

しかし労組非常対策会議の関係者は、会社が『一般組合員』の範囲をめぐり、 民・刑事上の責任範囲を広げていて、労組の指令でストライキに参加した非解 雇者にも責任範囲を拡大させていると主張した。

また、「労組が存在しているのに、使用者側が用役を同行して組合員と労組関 係者の会社への出入はもちろん、労組事務室さえ妨害している。法で保障され た労組活動さえ妨害している」と話した。労使実務交渉も、会社ではなく平沢 市庁で開かれ、労組は会社内で、会社側は安城にある公道教育場で実務交渉を することを各々主張したと付け加えた。

労組関係者は「使用者側の一部管理者がストライキの後に労組の事務室を打ち 壊した。工場の中で働く同僚数人が直接見たと話した」と伝えた。

ストライキ後、労組を認めない使用者側のこうした行動は、双竜車労使が国民 の前で約束した大妥協の精神に反するもので、今後の労使実務交渉の円満な解 決は不透明だ。

これと関連して、労組のハン・サンギュン支部長は、労使合意誠実履行、民・ 刑事上の告訴取下げ合意の履行などを主張し、8月13日から獄中ハンストに突入、 19日で7日目をむかえている。

実務交渉には、労組側からキム・ソニョン主席副支部長、チャン・ヨンギュ対 協室長、パク・カンニョル整備支会光州分会長、パク・チャンヒ昌原支会代議 員、使用者側からはリュ・ジェワン人事労務担当常務、コ・ジェヨン労使企画 チーム長、キム・ドンハン労使協力チーム部長が参加したし、次の実務交渉は 19日午後2時30分平沢市庁で開かれる。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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