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韓国:工場進入を試みた双龍車の管理者が解散
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工場進入を試みた双龍車の管理者が解散

[5信]家族対策委、長い対峙で失神

メディア忠清 http://cmedia.or.kr / 2009年06月16日11時00分

[5信]双龍車管理者、昼食前にすべて解散

工場進入を叫んだ双龍車の管理者たちは双龍車平沢工資裏門に集結して、11時 45分頃に自主的に解散した。

11時55分頃には警察兵力も解散したが、平沢工場に残った労働者、家族はまだ 鬱憤を抑えられない雰囲気だ。

管理者が裏門にデモ行進している途中、警察は労組宣伝カーの移動を阻止し、 怒った家族対策委は警察兵力が退くよう要求して抗議した。裏門に移動した家 族対策委を警察が阻止した時は、上衣を脱いで激しく抗議し、あわてた警察は 服を引き下ろして取り囲むという事件も発生した。

一方、移動の途中に家族対策委会員の1人は管理者との長い対峙で寄宿舎近く の坂で一時失神することもした。

労組は12時30分頃、平沢工場で記者会見を行って立場を発表する計画だ。

[4信]双龍車未申告不法集会確認

午前8時30頃から正門で集会をしていた双龍車の管理者たちが午前11時から全員 裏門に移動した。双龍車管理者の移動の前に警察は「不法集会だ。解散しろ。 裏門で集会申告されているので裏門に移動しろ」と放送した。

双龍車のクァク・サンチョル常務はメディア忠清の取材に「今日10時に出勤し ようと来たが、労組が道をふさいでいたので出勤できず集会をした。今日も明 日も出勤を続ける」と『不法集会』を否定した。

工場に進入すると宣布した双龍車側が16日10時に『出勤』のため、8時半から平 沢工場にきたというのは、これまで言ってきた内容を翻意するものと見られる。

双龍車は5月31日の職場閉鎖後、6月初めに昌原と整備サービスセンターだけは 職場閉鎖を撤回した。昌原工場はストライキ不参加者を対象に操業を再開し、 整備は外注業者を投入して操業を再開、『代替人材投入』の議論に火がついて いる。

平沢工場は現在職場閉鎖中だ。

[3信:10時30分]

▲鉤、ロープ、切断機を準備した管理者

工場進入を試みた管理者の一部が裏門を移動してまた正門に集結している。

現在、警察は兵力を増強させており、『不法行為をするな』と放送している。 一方、15日まで未申告集会で集示法違反の議論を呼んだ双龍車側の今日の集会 について平沢警察署は「集会申告は確認しない」と述べた。

同じ時刻、双龍車側はヘリコプターを飛ばして平沢工場を回っていて軍事作戦 を彷彿とさせるような緊張を造成している。工場進入と関連双龍車側は3千人ほ どの職員が集まったと明らかにした。

▲管理者がシュプレヒコールをあげると、喪服を着たストライキ参加労組員家族はついに涙を流した。

[2信]鉤、切断機、ロープを準備した双龍車

9時40分頃、裏門に集まり、4警戒所に移動した双龍車管理者約400人が工場に進 入するために、鉤、ロープ、切断機など装備を配布して、また回収した後、正門 に行進している。15日に労組が暴露した双龍車側の事前準備計画と一致している。

▲裏門でシュプレヒコールをあげて集会をする管理者たち

管理者たちは4警戒所に約300人、南門約400人、正門約1000人、計1700人ほどだ。

家族対策委は管理者に花を配り「工場に入るな」と訴えたが、彼らは家族の呼 び掛けを無視して皆それぞれ一つリュックサックを担いで正門前の駐車場に集 まった。

▲泣き叫ぶ家族

戦闘警察も工場前に姿を見せ、家族は茫然自失の表情になった。

正門から労組は放送で、「人がすることではない。官製デモに動員される皆さ んに願いする。われわれは共に働いた同僚だ。即刻解散することをお願いする」 と声をあげた。また「用役チンピラ300人が作業服を着て管理者の間に隠れてい る。非常識な行動はやめろ」と要求した。

反対に使用者側は『ストライキ撤回、操業再開』のシュプレヒコールをあげて 集会を開いている。家族対策委が「みんな一緒に暮そう。スローガンを叫ぶな」 と涙で訴え、管理者がいる簡易ステージに上がったが、使用者側は強制的に引 き下ろそうとした。労働者は使用者側の行動を阻止して「からだに触るな」と 抗議する。

[1信]家族対策委、喪に服して正門で涙で呼び掛け

双龍車管理者の工場進入で対立が予想される6月16日午前8時、管理者たちは正 門、裏門に顔を見せ始め、平沢工場には緊張感が漂っている。

特に裏門は30〜40人の管理者がバスからぞろぞろとおりている。現在、300人ほ どが集まっており、正門には30台ほどの戦闘警察バスが待機している。

ストライキに参加した労働者と家族の緊張も高まっている。特に家族対策委は 喪服を着て人間の帯を作り、正門の外で管理者に訴えている。『もうこれ以上 殺すな』と書かれた紙の花を持って、管理者たちに「一緒に暮らそう」と訴え ている。

また『一方的整理解雇反対、自動車産業の正しい回復のための汎国民対策委』、 『双龍車整理解雇反対、庶民経済生かす汎京畿道民対策委』は正門で共同記者 会見を行い、「強制動員、暴力助長をやめ、整理解雇を撤回しろ」と要求した。 双龍車問題解決の対策を政府が即刻樹立しろと語った。記者会見の途中、家族 対策委のイ・ジョンア代表は「管理者の工場侵奪は労働者と家族を殺す行為だ」 と述べ、涙を流した。

京畿地域の4つの宗教団体の宗教人たちも双龍車闘争に連帯し、記者会見の参加 者とともに宣言文を朗読した。4つの宗教団体宣言参加者一同は「使用者側は、 会社進入の試みにより、整理解雇対象者と整理解雇非対象者の間の対立を助長 させている。われわれ宗教人は、平和に解決せず強引な対決を引き起こし、結 局公権力を投入させる行為だという点で、不道徳で非人間的な態度だと規定」 すると述べ、会社と政府を強く糾弾した。(特別取材チーム)

▲幟を持って工場内を行進する労働者

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-06-22 02:16:28 / Last modified on 2009-06-22 02:16:31 Copyright: Default

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