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韓国:緻密に工場進入を準備した双龍車
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鉤、ロープなどで緻密に工場進入を準備した双龍車

『平和的解決』、『率直な対話』と言いながら二重的な態度

メディア忠清/ 2009年06月15日17時55分

▲労組が入手した使用者側の工場進入準備資料[出処:メディア忠清]

職場閉鎖中の双竜自動車が、6月16日に工場進入を緻密に準備していた事実が 伝えられ、衝撃を与えている。

労組が入手した一部の部所の『正門進入のための組別人員編成現況』という文 書は計8枚で、Eメール2頁と進入隊伍および任務、進入隊伍および任務(CASE2)、 人員編成および役割と任務(CASE1)等、計8枚で構成されている。

文書では、使用者側は重役およびチーム長、組長を先頭に組を作り、重役級が 1横隊を担当、計15横隊で分かれて工場に進入するように指示している。

2横隊は『フェンス遮蔽(不織布)設置、銃での攻撃時は不織布を利用、1列に移 動防御を施行』、3横隊は『フォークリフト未使用位置のフェンスに鉤、ロープ かけ任務を遂行』といった細かい指針を用意して、13日、14日、事前に管理者 に示したという事実を確認した。

また写真と映像を利用した採証は、『重役の左右の人員は担当採証任務を遂行 しろ』と指針を下した。採証するということは、物理力を動員した労働者間の 摩擦を誘発すると解釈できる部分でもある。

つまり、資料は15日の記者会見の時に『鉤、ロープを利用するなど使用者側が 工場進入を緻密に計画』しているという労組の主張が事実だったことを確認す るもので、会社が労働者を対立させ、内外で二重の態度を取っているという 事実の反証だ。

使用者側が「物理力を動員して労働者間の対立を起こす」という主張は多様な 方式であらわれた。

会社は15日にマスコミとのインタビューで、『丸腰』で進入して『激しい物理 的衝突はない』と強調したが、当日はヘリコプターを飛ばしてチラシを散布し、 軍事作戦を彷彿とさせた。チラシの散布は4日、13日に続いて3回にわたり行わ れたもので、チラシは労組と「率直な対話」をすると「平和的解決」を語って いる。

▲会社は平和的解決と対話で事態を解決すると強調している[出処:メディア忠清]

▲双龍車は15日に3回、ヘリコプターを飛ばしチラシをまいた。[出処:メディア忠清]

当日、チラシを受け取った労組の関係者は、「率直な対話をしようと言いなが ら、ヘリコプターでチラシをまく行動自体が理解できない。対話をしようと言 うのなら、団体交渉の場に出てこなければならない。すでに中央労働委員で勧 告した事項ではないのか」と問いかけ「つじつまが合わない会社の行動」と指 摘した。

また、15日午前11時の労組記者会見の前に使用者側は10時50分頃から正門前で 10分ほど決意大会を開き、工場周辺をデモ行進し、家族対策委と小競合になり、 労働者から激しく抗議された。

労組は「15日午前9時、会社教育が実施される安城教育の場の近所に用役チンピ ラが乗ったバスを6台発見した。某報道機関を通じて確認した内容だ。会社は、 日当20万ウォンの用役チンピラを動員して作業服を着せ、職員だと言い張って いる」と怒った。(チョン・ジェウン記者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-06-22 02:14:30 / Last modified on 2009-06-22 02:14:31 Copyright: Default

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